アーケイド・ファイアのウィン・バトラー、最新作やそのプロモーション方法について振り返る

アーケイド・ファイアのフロントマンであるウィン・バトラーは、バンドの最新作である『エヴリシング・ナウ』について、「酷い作品」だと思われていることを願っていると明かし、人々はアルバムのキャンペーンに込めたユーモアを理解してくれなかったと語っている。

アーケイド・ファイアは昨年、通算5作目となる『エヴリシング・ナウ』をリリースしており、バンドはプロモーションの一環として公演に「ドレスコード」を設けたほか、フェイク・ニュースを配信したり、109ドル(約11,600円)でハンドスピナーを販売するなどしている。

来たるUKツアーに先駆けて『ガーディアン』紙の取材に応じたウィン・バトラーは次のように語っている。「僕の中の一部では、このアルバムが最悪なもので、酷い作品であることを願っているんだ。なぜなら、もし本当にそうであるなら、僕らは歴史上で最も優れたバンドなわけだからね。それって僕にとっては面白い事なんだ。もし、これが僕らにできる最低ラインなのだとしたら、僕はそれで満足だからね」

記事では、ウィン・バトラーが『エヴリシング・ナウ』のプロモーションにおけるジョークが人々から受け入れてもらえなかったことを「とても気にしていた」様子だったと指摘されている。ウィン・バトラーによれば、プロモーション案は『ザ・ニューヨーカー』誌と風刺ニュース紙「ジ・オニオン」の「実に頭が切れる人たち」と共に「面白おかしく」作ったものなのだという。「文字から実体に組み替えた時に、ジョークを構成する文脈まで変わってしまうみたいなんだ」とウィン・バトラーは語り、物議を醸したプロモーションも、もしそれが『ジ・オニオン』の記事であれば何の批判も受けなかったはずだと指摘している。

ウィン・バトラーは『エヴリシング・ナウ』への批評家からの反応について、バンドがアルバムを通して伝えていたのは人々がすでに知っていることだったようだと振り返っている。ウィン・バトラーは人々が現在の情勢を既に「受け入れている」と語り、次のように続けている。「リアリティ番組のスターがアメリカの責任者を務めているわけで、僕たちはこの素晴らしい企業的構造というフィルターを通じて愛するものや大切なものたちを見ているんだからね」

アーケイド・ファイアは今週からUK/アイルランド・ツアーに乗り出す予定となっており、バンドは「360度から観られる」ショーを各地で行う予定となっている。

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