ボブ・ディランやマドンナらが滞在したチェルシー・ホテルの部屋の扉が競売で落札される

数多くのアーティストや作家を初めとした著名人が暮らしたことで知られる、ニューヨークの伝説的なホテルであるチェルシー・ホテルのドアがオークションによって売却されている。

今回、ボブ・ディランやレナード・コーエン、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジョニ・ミッチェルらが使用していた部屋のドアがそれぞれ高額で落札されたという。

ボブ・ディランの部屋の扉は10万ドル(約1,070万円)で落札されているほか、レナード・コーエンが自身とジャニス・ジョプリンとの情事について歌ったとされる“Chelsea Hotel No.2”に登場する部屋の扉は8万5,000ドル(約910万円)で落札されている。

作家のジャック・ケルアックが1950年代に代表作『路上』を書き上げたという部屋の扉は3万ドル(約320万円)で落札されている。また、ジミ・ヘンドリックスとマドンナの部屋の扉はそれぞれ1万3,000ドル(約140万円)で落札されている。

ドアはホテルの元居住者であるジム・ジョージウーによって所有されていたといい、彼はドアが過去に捨てられそうになっているのを目撃して引き取ることにしたという。

ジム・ジョージウーは『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように語っている。「私にとって、あのドアは歴史であり美であり、私の心と一体になったものでした。これまで数多くの人々によって通り抜けられてきた、かけがえのないものなのです」

一方、ボブ・ディランは先日ある名曲を「同性婚のアンセム」へと変えて、新たなコンピレーションに参加している。

『ユニバーサル・ラヴ』と題されたコンピレーションは4月5日にリリースされており、ボブ・ディランのほか、セイント・ヴィンセント、ケシャ、ブロック・パーティーのケリー・オケレケ、デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバート、ヴァレリー・ジューンによる楽曲が収録されている。

この6曲収録のEPのためにボブ・ディランはフランク・シナトラやナット・キング・コールのバージョンで知られるアメリカン・クラシック“She’s Funny That Way”を“He’s Funny That Way”へと変えて歌っている。

コンピレーションのエグゼクティヴ・プロデューサーであるロブ・カプランによれば、ボブ・ディランはすぐにこのプロジェクトへの参加に応じてくれたという。「『分かった。やるよ』というのじゃなかったんだ。『そうだ、1曲アイディアがあるんだ』って感じだったんだ」

「ポップ・ミュージックの歴史に目を向けると、ラヴ・ソングの大部分はヘテロセクシャルな視点からのものでした」と共同プロデューサーのトム・マーフィーは『ニューヨーク・タイムズ』紙に語っている。「音楽を人々を結束させるものと考えると、こうしたポピュラー・ソングは誰に対しても開かれているべきではないでしょうか?」

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