y’s presents 貴ちゃんナイト vol.10~35th Anniversary Edition~

3月2日(金)に東京・渋谷 duo MUSIC EXCHANGEにて、ラジオパーソナリティ中村貴子によるイベント《y’s presents「貴ちゃんナイト vol.10~35th Anniversary Edition~」》が開催された。
開場と同時に山中さわお(the pillows)選曲によるSEで、主催者である中村貴子のラジオリスナー・出演者のファンを迎え、あっという間に会場は満員となった。
中村貴子がステージに登場し「こんばんは。イベントに来ていただいてどうもありがとう。音楽が大好きだと思える1日にしましょう。」と、イベントの始まりを宣言。

鳴り響くSEと共に、会場中で起こる手拍子で迎えられたのは、今年結成15周年を迎える髭。

一瞬でダンスフロアに変えたのは、佐藤“コテイスイ”康一(Per,Dr)と佐藤謙介(Dr.サポート)からなるツイン・ドラムの鉄壁のリズムに、宮川トモユキ(Ba)の跳ねるビート。
斉藤祐樹(Gt)が妖しくサイケデリックな音色で染める「ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク」に酔い、新曲「謝謝(仮タイトル)」では須藤寿(Vo,Gt)が勢いよく体を乗り出して盛り立てる。

「今日はみんなに会えてよかった。大好きなthe pillowsに会えて良かった。大好きになった和田唱さんに会えて良かった。」と話しながら”楽しいお別れ”と、最後に披露されたのは「テキーラ!テキーラ!」。

気持ちが良いくらい、会場にいる全ての人を1つにして、音楽の楽しさを存分に分かち合える時間をくれた。
“誰のファン云々”という壁なんかとっくに取っ払って、髭だからこそできる音楽を楽しむやり方で、最初から最後までフロアを踊らせてくれたのだ。

続いて和田唱(TRICERATOPS)の登場。

デビュー時から中村貴子の番組に出演し、貴ちゃんナイトへはTRICERATOPSとしても出演しており、和田自身は5年ぶりの出演となる。
アコースティック・ギターを抱えてスタンディングスタイルで最初に披露されたのは「PURE IMAGINATION」。
やられた!と思うくらい、美しいギターの旋律にただただ心を奪われていくのがわかる。
一気にオーディエンスを惹き込み、ピアノへ変わって”TRICERATOPSで1番最初に発表されたバラード”というフリとともに、某アーティストの楽曲(会場にいたオーディエンスのみのサプライズとして曲名は伏せる)のイントロを弾くと、しっかり笑いを誘いながらも「if」が披露される。

再度ギターを持ち、和田唱の代名詞と言っても過言ではないTHE BEATLESから「BACK IN THE U.S.S.R」をカバー。
初披露となる新曲「1975」では、コーラス部分を即興でオーディエンスに委ねるという嬉しい参加もあり、中村貴子との思い出深い「Raspberry」まで、ソロである自由さを武器に、オーディエンスと一体になり作り上げるステージは胸いっぱいの幸せをくれた気がした。

そしてこのイベントを締めくくるthe pillowsが登場。

始まりと共に熱気が立ち込めて、それをヒートアップさせるように山中さわお(Vo,Gt)から”ラジオから抜け出してきた「Blues Drive Monster」”とコールし、一気に会場をロック色に染める。
「僕らの青春時代にはインターネットがなくって、音楽はラジオから教わっていた。」とイベントに因んだ楽曲として「レディオテレグラフィー」「About A Rock’n’Roll Band」を続け様に披露。
真鍋吉明(Gt)、佐藤シンイチロウ(Dr)、有江嘉典(Ba)からは、それぞれ中村貴子へのお祝いのメッセージが伝えられ、和やかな時間の後に山中さわおはハンドマイクで最前へ攻め寄る。

普遍的な力強いロックを魅せる「この世の果てまで」ではフロア中で拳が上がり、永遠の名曲「ハイブリット レインボウ」まで、その手が降りることがないままアンコールの拍手へ。
「キャリアが長いと、理想と違ったりすることもあったけれど、それを上回るくらいのキラキラした魔法を受け取ってきたと思う。俺はLife Is Beautifulと歌いたい!」と「Thank you, my twilight」が披露され、最後までthe pillowsのロックが貫かれたステージだった。

全てのステージが終了し、再び中村貴子がステージへ上がり、出演アーティストを呼び込む。
恒例の出演者とのカーテンコールと記念撮影をし、「35年間、音楽が好きで良かった。これからも、みんな音楽を好きでいましょう!」と、笑顔で締めくくられた。
中村貴子でしかできない組み合わせとなる本イベント。次回のvol.11でも、音楽が大好きな人が集うステキな時間をくれるイベントとなるに違いない。


text:Atsushi Tsuji(classic0330)
photo:釘野 孝宏

y’s presents『貴ちゃんナイト vol.10』セットリスト

Floor SE ALBUM[Das Pop] ARTIST[Das Pop]

Floor SE ALBUM[We Are the 21st Century Ambassadors of Peace & Magic] ARTIST[Foxegen]

1.S.O.D.A.
2.ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
3.黒にそめろ
4.もっとすげーすげー
5.ボニー&クライド
6.謝謝(仮タイトル)
7.テキーラ!テキーラ!

Floor SE ALBUM[Spreading Rumours] ARTIST[Grouplove]

和田唱(TRICERATOPS)

1.PURE IMAGINATION
2.Shout!
3.if
4.BACK IN THE U.S.S.R
5.1975
6.Raspberry

Floor SE ALBUM[Sha Sha] ARTIST[Ben Kweller]

the pillows

1.アナザーモーニング
2.Blues Drive Monster
3.彼女は今日,
4.その未来は今
5.レディオテレグラフィー
6.About A Rock’n’Roll Band
7.Funny Bunny
8.パーフェクト・アイディア
9.この世の果てまで
10.ハイブリット レインボウ

EN1.Thank you, my twilight
EN2.Ready Steady Go!

Floor SE ALBUM[Long Player Late Bloome] ARTIST[Ron Sexsmith]


Floor SE 選曲:山中さわお(the pillows)


2018年03月02日(金)渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
出演:the pillows / 和田唱(TRICERATOPS) / 髭
MC:中村貴子