THE BLACK COMET CLUB BAND vs The Birthday

衝撃の2ndアルバム「El Camino,El Dorado」を昨年リリースした、THE BLACK COMET CLUB BAND。
アルバムを引っ提げたツアーでは大成功を収め、2017年もその勢いを緩めることなく加速していく着火剤として、自主企画イベント”ZONE”vol.6を3月29日に新宿LOFTで行った。
本イベントは、昨年より新宿LOFTにて定期的に開催され、これまでニューロティカ、勝手にしやがれ、nil、THE JUNEJULYAUGUST、TRI4TH、シアターブルックと、実力派揃いのバンドを迎えて行われた。
そして、第6回目となる本公演ではロック界の雄、The Birthdayを迎え、まさにロック一色と化したイベントとなった。

はじめにThe Birthdayが登場。
チバユウスケ(Vocal & Guitar)、フジイケンジ(Guitar)、ヒライハルキ(Bass)、クハラカズユキ(Drums)から繰り出される圧巻のサウンドは、会場中を凄まじいエネルギーで埋め尽くす。
途切れることのない熱を帯び、圧倒的な存在感を残したままステージを後にした。

そして、満を持してTHE BLACK COMET CLUB BANDの登場。
風間 弘行(Dr)と梶原 幸嗣(Dr)から繰り出されるビートで、ソールドアウトとなった会場をこれでもかと言う程に揺らし、小林 勝(ba)はステージから野太いベースラインで、その重厚度を高めていく。
佐藤 統(Pf)はピアノ位置からながら惜しみもなくパフォーマンスを繰り広げ、高野 哲の歌声は観る者全てをバンドの世界へ誘い、惹きつけて離さなかった。

本編が終わり、鳴り止まないアンコールで迎えられたバンドは、本イベントのスペシャルとして、The Birthdayからクハラカズユキ、そしてブルースハープを持ったチバユウスケを呼び込み、THE BLACK COMET CLUB BAND+The Birthdayによるセッションで”テキーラ”を放った。
本イベントを象徴するような、ロックで切り裂かれた光景が広がり、ステージ上も会場も、大声援と笑顔で大円団を迎えた。

バンドはこの後、nil、THE JUNEJULYAUGUSTを迎えた”ZONE”を、5月より東名阪の3ヶ所で行うことが決定しており、この唯一無二の空間で行われる最高のイベントを見逃さないでほしい。

また、高野 哲よりコメントも届いているので、併せて掲載する。

「音」とは空気の振動であるらしい。

ならば「音楽」はどうか?
その振動はかなりの勢いでもって、
表現者の気持ちを伝達し、
我々の聴覚に無遠慮に侵入する。

では「ロックバンド」はどうか?
ドラムのその心音をベースが揺らし、
ギターが大きな波を呼んだその空間を、
歌が、切り裂く。
ライブとは、空間を切り裂いた先の、
「ZONE」である。

とかなんとか、
そんな思いでこのイベントに「ZONE」って命名しました。

俺たちが尊敬してる大好きなバンドと一緒に切り裂く「ZONE」へ、
みなさん、飛び込んで。

髙野哲(THE BLACK COMET CLUB BAND)

 

 

取材:2017.03.29


インタビュー・テキスト:Atsushi Tsuji@classic0330
Photo:垂水佳菜