TOUR 2016 the dark side of the monochrome

—あまりにも衝撃的だった。
kazuma(Vocal:ex.Merry Go Round)、aie(Guitar:deadman / the studs)、kazu(Bass:ex:蜉蝣)、sakura(Drums:ZIGZO / Rayflower )からなるgibkiy gibkiy gibkiyは、2016年に結成されたばかりのバンドだ。
highfashionparalyze、highfashionparalyze+sakura、そしてHIGH FASHION PARALYZEを経てリリースされた、1st album 「不条理種劇」。その発売記念となる【TOUR 2016 the dark side of the monochrome】にて、盟友であるKözi、藤田幸也エレクトリック!と共に全国12箇所をまわるのだが、その初日を目黒鹿鳴館にて迎えた。

静寂の中、不気味に放たれるkazumaの声にsakuraが反応し、次いでaieとkazuが歪んだ音をかき鳴らすと、容赦ないシャウトが会場に響く。瞬時に細胞が反応するかのように、インプロ的に繰り広げられる「蟻は血が重要である」では、一気に満杯となった会場を飲み込んでいく。
ステージ前方でパフォーマンスを繰り広げるkazumaと、その感情を鉄壁の演奏で支える楽器隊の異様さに、声援や拍手というレスポンスを忘れさせるくらい、鮮明にそのステージングと音の洪水を脳内に焼き付けていく。

一切のMCをも排除されたステージは、激しくも美しい旋律と、妖しく抑揚に満ちた感情でいっぱいに広がり、その衝撃的な光景の目撃者となったフロアでは、全7曲で吐き出された感情に突き刺されたまま、惜しみない声援と拍手を送り続けた。
全国各地でその世界を焼き付けるであろうツアーは、この後4月まで続き、既に発表されている「1st one-man live “avantgarde barbarian”」、本ステージで発表された5月21日の東京追加公演にて、1つの完成を迎えることとなるであろう。


取材:2016.03.05
テキスト:Atsushi Tsuji

—set list
蟻は血が重要である
劇中劇
嫋嫋たる対象
箍を外す場合、穴に群れる具合

spoiled me
脳内に