11月22日(金)の午前11時、東京は渋谷のMIYASHITA PARK内にあるSAIにおいて『ジョナサン・ラック写真展 NINE INCH NALS/THE DOWNWARD SPIRAL』が開幕を迎え、開場早々から熱心なファンが会場に詰め掛けた。
Behind The Calleryの主催によるこのエキジビションは、NINE INCH NAILSの名盤『THE DOWNWARD SPIRAL』が発売30周年を迎えたことを記念して企画されたもの。
そしてジョナサン・ラックは同アルバムの発売直後にあたる1994年の春からスタートした『SELF-DESTRUCT TOUR』に同行撮影していた人物で、以降も長きにわたりバンドと行動を共にしてきた。
今回はそのツアーの際に撮られたオン&オフ・ステージ写真を中心に、同ツアーからの流れの中でステージを共にしていたデヴィッド・ボウイ、ルー・リード、マリリン・マンソンのステージ写真、それ以降の時代のライヴ写真なども豊富に展示されている。
この写真展自体はこれまでメルボルンとシドニー、ロンドンでも開催されてきた。
東京は世界で4番目の開催地ということになる。こうした流れについてジョナサン自身に訊いてみたところ、次のような回答が返ってきた。
「ある時、Behind The Calleryのオーナーであるスティーヴンが今回展示されている写真のいくつかをオンラインで目にして僕にコンタクトをとってきた。もっと写真はないのかと尋ねてきたので、未公開のものが何百点もあると答えたところ“それを後悔しない手はないだろう!”と言ってきた。僕はそもそも、のちに『CLOSURE』と題されて世に出ることになる映像作品のためにドキュメンタリーを制作することになっていたんだが、DEPECHE MODEやU2との仕事でも有名なフォトグラファーのアントン・コービンが、それならば写真も撮るべきだと言ってきた。そしてツアーを通じて撮りためた写真の数々は、それ以降、特に日の目を浴びることもなく実家に保管されていたんだ。そしてパンデミックの時期に実家を訪れた際に、山ほど写真が詰まった箱を見つけ、改めてそれを見てみて、今の時代に訴えかけるものがあるんじゃないかと思えたんだ。すると、そのことを知ったスティーヴンが是非発表するべきだと言い、まずはオーストラリアのメルボルンとシドニーでこの写真展を開催してみたところ、信じられないほど大きな反響があった。NINE INCH NAILSはさほど頻繁にあの国をツアーしてはいなかったからね。だから彼らのライヴをあまり観たことのないファンにも喜んでもらえたし、それと同じことが日本にも当て嵌まるんじゃないかと考えたんだ」
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