ノエル・ギャラガーは映画『ディス・イズ・イングランド』で知られるスティーヴン・グレアムが出演した最新シングル“Wandering Star”のミュージック・ビデオが公開されている。
11月14日にリリースされたノエル・ギャラガーによる最新ナンバーは来たるEP『ブルー・ムーン・ライジング』に収録される。9月リリースの『ディス・イズ・ザ・プレイス』に続く本作は2020年3月6日にリリースされる。
“Wandering Star”のミュージック・ビデオはアイルランド人俳優のスティーヴン・グレアムがタバコを吸うサンタを演じ、スティーヴン・グレアムの妻のハンナ・ウォルターズが演じる母親が子供のために盗みをはたらくのを手助けするというものとなっている。
店から逃げ出すことに成功した2人はロンドンの街並みを進むなかで、盗んだ商品をホームレスたちに配り、最後はハンナ・ウォルターズが子どもに会うために家に帰るという内容となっている。
“Wandering Star”のミュージック・ビデオはこちらから。
監督を務めたダン・ケイダンはミュージック・ビデオについて「アンチ・クリスマス」というわけではないとして、クリスマスの時期であっても「人々に影響を与える窮状を取り上げたかった」と述べている。
「多くの人が当然と考えている素晴らしい瞬間を子どもに体験させるために、コマーシャルの乱打や消費者社会からのプレッシャーによって手段を選ばない片親もいるんだ」と彼は語っている。
「スティーヴン・グレアムは僕にとって大事な人でね。今回が3度目のコラボレーションなんだ。彼の妻のハンナ・ウォルターズとは2度目なんだけどね。僕らが思い描いている以上のものを彼らはもたらしてくれたよ。この2人の俳優と一緒にやるというのはそういうことなんだよ」
彼は次のように続けている。「彼らの演技はノエルの素晴らしい音楽と歌詞に更なるものをもたらしてくれたんだよ。この作品がみんなにクリスマスの楽しさをもたらしてくれて、幸福ではないけれど、それに値する人々のためにグラスを上げてくれるぐらい、琴線に触れてくれることを願うよ」