ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズは来たるニュー・アルバム『ファイン・ライン』の制作中にマジック・マッシュルームを使っていたことについて語っている。
ソロとしての新作『ファイン・ライン』を12月13日にリリースすることが決定しているハリー・スタイルズはカリフォルニアのマリブで同作の制作中にマジック・マッシュルームを使ったことについて弁明し、マジック・マッシュルームを使ったことで「楽しい気分やクリエイティヴ」になることができたとして、プレッシャーも和らげることができたと語っている。
「友人たちと一緒にマリブにいられたことで、すごく安心できたんだ。『マッシュルームを使いたいな。マッシュルームを使おう』ということを思ったんだよ。『さあ、楽しもう』っていう感じでね」とハリー・スタイルズは「Beats 1」のゼイン・ロウの番組「ニュー・ミュージック・デイリー」に出演して語っている。「マリブという環境で、僕も24歳だし、音楽に携わっているわけでさ……政治家ではないわけだし、そこまでクレイジーなことではないと思うんだ。僕にとってのドラッグは、何かから逃げて隠れたいと思った時に使うものなんだ。お酒は飲まないほうがいいという時にね。楽しい気分だったり、クリエイティヴになれればそれでいいんだよ」
彼は続けて、そのおかげでストレスを軽減することができ、過剰な自意識も和らげることができたと語っている。「友人たちとアルバムを作りながらも、自分の頭はいっぱいになっているし、様々なことに対して自意識がはたらいているわけでさ。途中で、『これは素晴らしいと思うけど、これで十分なのだろうか? 果たしてこれでいいのか?』って思ってしまう瞬間が訪れるんだ」
「そういう考えに後から襲われることがあるんだけど、その時に何かに頼ることで、10日後くらいは『心配しなくていい。何もかもうまくいく』って思えるようになるんだ。ある意味では、ストレスを和らげてくれるんだよ。いろんなことを心配をしないような人生を歩もうという考えが僕のなかで大きくなっていったと言えるかな」
ハリー・スタイルズは今年8月、ニュー・アルバムの制作中にマジック・マッシュルームを使っていたとしてマジック・マッシュルームでハイになって舌先を噛んでしまった逸話を明かしていた。
同じインタヴューのなかで、ハリー・スタイルズは音楽に対する優先順位が変わったことも明かして、チャートの順位や批評的な成功に囚われることなく、より「自由に」音楽を作りたいと思うようになったと語っている。
「チャートの首位を取れなかったところで、人生は変わらないわけでね。そのことについて思うのは、もしも自分の目標がそういうものだったとして、それが実現しなかったとしたら、最悪な気分になってしまうんじゃないかということでさ。考え直してみたことで、『ああ、僕は試合をやっているんじゃないんだ』っていうことを思えたんだ。そこに自由を感じたんだよ」
同じインタヴューの中でハリー・スタイルズは自分がセックス・シンボルとして見なされることについても言及して、そのように見なされるのは「すごく居心地が悪い」とした上でゼイン・ロウに次のように語っている。
「正直に言うと、僕はそのことをできる限り考えないようにしているんだ。変だと思うし、大袈裟だと思うからね。自分自身について考えるのもおかしなことだ。概して、セックスにまつわるような話題をタブーだと思っていたふしがあるんだよ」
「グループにいた時にもそうだよ。僕がセックスしたことに対する人の考えも『ああ、これはヤバイな。もし知られたらどうしよう?』と思っていた。けど、ほら、そうじゃないわけでさ。今回のアルバムを作る時には、警戒心を和らげた状態で臨みたいと思ったんだ。より自由で、楽しくて、正直なものにしたいと思ったんだよ」
ハリー・スタイルズのインタヴューはこちらから。
先日、ハリー・スタイルズは来たるニュー・アルバムより新たな新曲“Watermelon Sugar”を公開して、「サタデー・ナイト・ライヴ」で同曲のパフォーマンスを披露している。