ザ・キュアーはNMEアウォーズ2020にてカンO・ウォーターによるベスト・フェスティバル・ヘッドライナー賞を受賞している。昨夏、ロバート・スミスは『NME』に前作『4:13ドリーム』以来11年ぶりとなる「容赦ない」アルバムを完成させるのを楽しみしていると語っていた。彼は新曲が「人生における暗い体験」に基づいており、アルバムのワーキング・タイトルが『ライヴ・フロム・ザ・ムーン』で、全部で3枚のアルバムに取り組んでいることを明かしていた。
一方、ロバート・スミスはベスト・フェスティバル・ヘッドライナー賞を受賞したことは光栄だと語っている。昨年、ザ・キュアーは5大陸を廻り計35個のフェスティバルに出演している。
「ライヴをやったことに賞をもらえるというのが素晴らしいよね」とロバート・スミスは『NME』に語っている。「だって、なかなかあることじゃないからね。おそらくファンにとっても、それこそが僕を一番よく知ってもらっていることだからね。特にここ10年はそれだけをやってきたからね。だからだよ。ここまでたどり着くのに10年がかかったんだ」
ザ・キュアーの受賞スピーチはこちらから。
彼は次のように続けている。「前作から10年という期間の終わりなんだよね。だから、新しいアルバムを出そうとしているんだ。世界各地で僕らがどれだけ大きなフェスティバルのヘッドライナーを務められるか見てみたかったんだ。すごく満足できたよ。最終的に一度も行ったことない場所でも演奏したんだ。昨年は初めてアフリカ大陸にも上陸したんだよ」
「僕にとって、昨年1年を通した僕たちの状況は最も満足のいくものだった。毎回の公演を、まるで今回が最後のライヴになるかのよう演奏したんだ。いくつかの国では本当に僕らの最後の公演になるかもしれないね。パフォーマンスには確かな刺激があって、素晴らしかったんだ」
またロバート・スミスは新作に若手アーティストがゲストとして参加するということを明らかにしている。
「ここ2、3年は若い世代のアーティストに影響を受けてきたんだ」とロバート・スミスは語っている。「おそらく落ち着いて、気にしないでいることもできたんだろうけどさ。数年前にメルトダウン・フェスティバルでキュレーターを務めたおかげで、もう一度外に目を向けることになったんだ。見逃してしまうところだったのに気がついたんだよ」
「そういう人々がパフォーマンスをしているのを観ていると、『クソ!何て最高な人たちなんだ』って分かるわけでね。ライヴを観るのは素晴らしい時間なんだ」