クレイジーケンバンドの新曲「IVORY」のミュージックビデオが公開された。
「IVORY」は、テレビ朝日『じゅん散歩』の6・7月度エンディングテーマに起用されている楽曲。夏を迎える胸騒ぎに入り混じる忘れがたい恋をアダルトに紡ぎだしたナンバーだ。ミュージックビデオはどこか哀愁漂う車窓をメインにした作品となっている。コロナ禍の影響もあり、全員で集まっての撮影はかなわなかったそうだが、ソーシャルディスタンシングを保ったメンバーの姿もところどころに登場するのでチェックしてみよう。
なお、クレイジーケンバンドは本曲も収録された5年ぶりのニューシングル「IVORY ep」を本日6月24日(水)にリリース。21時からは、シングル発売を記念した<インターネットの実演販売>がYouTube、Twitter、LINE LIVE、Instagramにて同時生配信される予定となっている。
「IVORY」はスキャットから始まる曲ですが、最初に浮かんだのもその部分でした。そこからイメージがどんどん展開されてこんなミドル&メロウのサマー・チューンに仕上がりました。コロナ禍にあっても、幾つになっても甘い胸騒ぎがしてしまう季節。アイボリー色のクマのヌイグルミを擬人化したようなかわいいオッサンの淡い恋ごころを歌います。
ミュージックビデオはCKBのメンバーや自分がクルマでよく流す辺りを中心にカメラを回しました。Stay Home中に古い映画を何本か見ましたけど、中でも『Down By Law』のオープニング映像がヒントになっていたりもします。よく見ると動く車窓から見る沿道の風景にCKBメンバーがチラッと出て来たりもしますのでその辺りも是非チェックしてみて下さい!
そして本日、21時より、インターネットでの「IVORY ep」実演販売を行います。本来はショッピング・モール等の催事場をお借りして、これをやっていたのですが、みなさまの安全を考慮して、インターネットによる実演販売とさせて戴くこととなりました。ROOTSを辿れば1971年、僕が小学校5年の時に野外サウンド・システム、ま、言ってみれば露天で中古レコードを販売してるおじさんに懐いてそのお手伝いをしたことがキッカケになってます。ジャンル無視で数多のレコードを大音量でかけながら、エコーがギンギンに効きまくったマイクを握りしめ、時に寅さんチックに韻を踏みながら喋りまくり、歌いまくり、通りすがりのレディス&ジェントルマン&おとっさん、おっかさんにレコードを売りまくるおじさんに憧れまくったものですが、ある時、おじさんが目を離した隙に僕もそのマイクを奪っておじさんのスタイルを真似てやってみたらレコードが売れる!売れる!おじさんが「お前、この仕事、手伝え!」と。そのソウルフルでワイルドかつメロウなスピリットを現代に受け継ぐCDJスタイルでやっております!はい、いらっしゃい!イイネ!イイネ!イイネ!
横山剣