Bob Dylan、亡くなったLittle RichardとJohn Prineについて語る

Bob Dylan

ボブ・ディランは最新のインタヴューで亡くなったリトル・リチャードとジョン・プラインについて語っている。

ボブ・ディランは最新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』のリリースを受けて『ニューヨーク・タイムズ』紙の貴重なインタヴューに答えている。アルバムは10曲を収録した2枚組で、オリジナル曲によるアルバムは2012年発表の『テンペスト』以来、8年ぶりとなっている。

ボブ・ディランはインタヴュアーが亡くなったリトル・リチャードとジョン・プラインについて言及すると、次のように語っている。「どちらも、それぞれの仕事において勝利を勝ち取った人間だ。誰からのトリビュートも必要としてないよ。彼らが何をしたか、何者なのか、みんなわかっている。彼らに寄せられる敬意、称賛の数々に彼らは値する。それだけは疑いようがない。ただリトル・リチャードで私は育った。私より前にそこにいた。私の下でマッチに火を灯し、明るくしてくれた。自分一人じゃ、知ることなかったことに私の耳を傾けさせてくれた。その意味で、彼への感じ方は違う。ジョンは私のあとに来た。だから一緒ではありえない。私の中で二人は違う捉え方をしている」

「リトル・リチャードは偉大なるゴスペル・シンガーだった。だがゴスペルの世界ではアウトサイダー、もしくは不法侵入者と見なされ、受け入れられなかった。一方、ロックンロールの世界は彼が“Good Golly, Miss Molly”を永遠に歌うことを望んだ。彼のゴスペルはどちらの世界からも受け入れられなかったのさ。シスター・ロゼッタ・サープも同じだったと思う。どちらもそんなことに構うことなく、やってたように見える。かつてなら、高潔な品性の人と呼ばれていたような人間さ、二人とも。誠実で、才能に溢れ、自分を知っていた。外からのどんなことにも揺らがない。そんな人間だったよ、リトル・リチャードは」

これを受けてボブ・ディランはロバート・ジョンソンにも言及している。「それはロバート・ジョンソンもだ。もっとかもしれない。ロバートはこれまでで最も独創的な天才の一人だ。当時、彼にはおそらく聴衆はいなかったと思う。あまりに時代の先を行っていて、いまだに誰も追いつけていない。今日では最も高い地位に祭り上げられているが、あの時代、彼の曲は聴く者を混乱させたに違いない。偉大な人間は、自分の足跡だけを追う。そのことの良い例だ」

ボブ・ディランは週半ばの全英アルバム・チャートで『ラフ&ロウディ・ウェイズ』が1位を獲得している。

アルバムのストリーミングはこちらから。

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