クラウド・ナッシングスはサプライズ・アルバム『ザ・ブラック・ホール・アンダースタンズ』をリリースすることを発表している。
アルバムに収録される10曲は自己隔離の最中にレコーディングされたとのことで、メンバーはそれぞれレコーディングを行ってEメールで完成させたとのことで、フロントマンのディラン・バルディとドラマーのジェイソン・ゲリックスだけが演奏している。
「ポップで悲しいところがあるんだ。多少、自分の心理状態もそんな感じだったからね」とディラン・バルディはツイートしている。
アルバムの収益の4分の1は音楽教育の非営利団体であるプレイ・オン・フィリー、レイニー・インスティテュートに寄付される。バンドキャンプが収益を放棄する7月3日より予約が開始される。
ツイッターでディラン・バルディはバンドで「一つの部屋」でアルバムをレコーディングしたことも明かしており、最終的に今年リリースするという。
クラウド・ナッシングスは本日より定期的に新曲をリリースすることを計画しており、バンドキャンプで会員制サービスを始めている。会員はデジタルEPを毎月受け取ることができ、マーチャンダイズが割引される。さらにスーパー会員は2枚のアナログ盤を入手することができる。5月にもバンドキャンプは収入を放棄しているが、クラウド・ナッシングスはここ10年でレコーディングしてきた27枚のライヴ・アルバムをリリースしている。
クラウド・ナッシングスが最後にリリースしたアルバムは2018年発表の『ラスト・ビルディング・バーニング』となっており、ディラン・バルディとジェイソン・ゲリックスは5月に『ブレスド・リペアー』というフリー・ジャズのアルバムをリリースしている。