カニエ・ウェストは現地時間7月19日にアメリカ大統領選挙に向けて最初の集会をサウス・カロライナ州ノース・チャールストンで開催し、ハリエット・タブマンや中絶について語り、涙を流している。
カニエ・ウェストは集会でマイクなしで演説を行って、ハリエット・タブマンが奴隷解放を行ったとは考えていないと語っている。ハリエット・タブマンは19世紀初頭に奴隷として生まれ、地下鉄道を使って奴隷だった黒人を解放したと伝えられている。
「ハリエット・タブマンは奴隷を解放などしていない。彼女は白人と仕事をしていただけだ」とカニエ・ウェストは語っている。彼は防弾チョッキを着て、頭には2020と刈り込む形の髪型にしている。
先日、中絶について反対の姿勢を表明して議論を呼ぶことになったカニエ・ウェストは第一子のノースを生むことをやめることについて妻のキム・カーダシアンと話をしたことを明かしている。
「彼女が妊娠したと言った時、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月か、子供を産まないことについても僕らは話をしたんだ」とカニエ・ウェストは語っている。
「彼女はピルを手にしていたんだ。ピルを飲んだら、赤ちゃんはいなくなるところだったんだ」
「パリで座っていたんだけど、自分はレザーのパンツを履いていてね。妻が強盗にあったアパートにいたんだけどさ。ラップトップを開いて、クリエイティヴなアイディアが浮かんできたんだ。靴についてのアイディアが浮かんで、次のアルバム・ジャケットについても浮かんだんだけど、スクリーンが白黒になって、神が言ったんだ。『私のヴィジョンにちょっかいを出すなら、お前のにもちょっかい出すぞ』ってね」
カニエ・ウェストは母親が自分を妊娠していた時に父親が中絶を望んでいたと語っている。「母が俺の命を救ってくれたんだ。父親は俺を中絶しようとしたんだよ」
「母親が俺の命を救ってくれたんだ。そうでなければ、カニエ・ウェストは存在していなかったんだよ。父親があまりに忙しかったからね」
彼はその後泣き出して、次のように叫んだと報じられている。「俺は自分の娘を殺すところだったんだ」
カニエ・ウェストはその後、中絶反対ではないが、妊娠している女性を「最大限支援」したいと買っている。
「プランAやプランBはないんだ。妊娠した人には子供の面倒をみるための援助として5万ドル(約535万円)を支給したいんだ」
カニエ・ウェストはその後、支援金を100万ドルまで引き上げている。「赤ちゃんを産んだ人は全員100万ドルなんかを手にするんだ」
カニエ・ウェストは先週、カニエ・ウェストの選挙チームのメンバーが「彼は止めたんだ」と発言したことで選挙運動を続けているかどうかが疑問視されていた。
しかし、その直後に連邦選挙委員会に最初の書類を提出したことが明らかになっている。
一方、カニエ・ウェストは母親の誕生日に彼女の名前を冠した新曲“Donda”という新曲をツイッターで公開している。
また、カニエ・ウェストはニュー・アルバム『ゴッズ・カントリー』をリリースすることを発表して、アルバムからトラヴィス・スコットが参加したシングル“Wash Us In The Blood”が公開されている。