ビリー・アイリッシュはニュー・シングル“My Future”が公開されている。
荘厳でほぼアカペラから始まる“My Future”はケイトラナダ風のパーカッションが入る楽曲で、「I’m in love but not with anybody here/I’ll see you in a couple years(恋に落ちたの、ここにいない誰かに/未来で会いましょう)」とビリー・アイリッシュは歌っている。
ミュージック・ビデオも公開されており、アンドリュー・オノラトが監督を務めている。ミュージック・ビデオはビリー・アイリッシュが雨の中、森をさまよって、木にからめとられて天に昇る内容となっている。
ビリー・アイリッシュはこの曲を新型コロナウイルスのパンデミックが起きた後に書いたことを明かしている。
ビリー・アイリッシュは次のように述べている。「この曲は自粛が始まった頃に書いた。私にとって、とてもパーソナルで特別な曲。書き始めた時、私の頭の中は希望と興奮で溢れてたんだけど、クレイジーなぐらい、自分を見直すことと、成長についても考えてたんだ。でも今は、この世界で起こっている状況もあって、たくさんの新しい意味を持つと思う。みんながそれぞれの解釈を、この曲で見つけてくれるといいかな」
“My Future”はビリー・アイリッシュにとって映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌である“No Time To Die”以来の楽曲となっている。
“My Future”がデビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』に続くセカンド・アルバムに収録されるかは明らかになっていない。ビリー・アイリッシュと兄のフィニアスは新作に取り組み始めたことを先日明かしている。
「僕らはニュー・アルバムに取り掛かり始めたんだけど、僕らにできる最善のこととは自分たちのやり方から外れ続けることだと思うんだ」と彼は「ヴァルチャー」に語っている。「ファースト・アルバムはその目的としてすごくピュアなものだった。都合のよいアルバムを書くつもりなどなかった。僕らの唯一の目的はライヴで演奏するために自分たちの好きなアルバムを作ることだった。それだけがセカンド・アルバムのためにできることだと思う。他のことは副次的なものだよね。それを目的にすることはできないからね」