Yo La Tengo、奈良美智の展覧会に提供した楽曲がEPとして発売決定

Yo La Tengo

ヨ・ラ・テンゴは奈良美智のLACMAで行われるエキシビション用の限定カタログに提供した楽曲が『スリープレス・ナイト』EPとして10月9日にリリースされることが決定している。

リリースの決定に伴って、キャロル・キングとジェリー・ゴフィンが作詞作曲したザ・バーズの“Wasn’t Born to Follow”のカヴァー音源が公開されている。

本作はヨ・ラ・テンゴと奈良美智が共同で選曲を手掛けており、オリジナルの新曲「Bleeding」と、今回公開された“Wasn’t Born to Follow”に加え、ボブ・ディラン、ザ・デルモア・ブラザーズ、フライング・マシーン、スモール・フェイセスのオリジナル・メンバーであるロニー・レーンのカバーを含む全6曲が収録される。

オリジナル・アートワークは奈良美智が手がけており、アナログはA面に楽曲を収録し、B面にはバンド・メンバーのジェームズによるイラストが施されたエッチング仕様で、全世界2500枚限定生産盤となっている。

メンバーのアイラ・カプランは『スリープレス・ナイト』EPについて以下の長文を寄せている。

「奈良美智さんと会ったのは2003年で、奈良さんの個展や、僕たちのコンサートで彼に会うようになった。僕たちはアジアソサエティのオープニングでDJをしたり、奈良さんはジョージアが私の首を絞めている絵をグルーミーのペンケースに描いてくれたこともありました。そのペンケースはシェパーズ・ブッシュのK-ウェスト・ホテルのバーで盗まれるまでジョージアの自慢の品の1つだったんだ。2020年のLACMAでの展示会の奈良さんカタログをよりパーソナルなものにするために、彼の好きな曲をLPに収録してそれをデラックス版にするという案があった。私たちはLPの片面(1曲は新曲)を提供し、もう片面は奈良さんがセレクトした6曲をオリジナル・バージョンで収録することになった。ではそのLACMA用レコードに提供した、奈良さんと一緒に選んだ6曲をご紹介します。

私はおそらくNRBQのLP『Workshop』で“Blues Stay Away from Me”を初めて聴き、そこから、ルービン・ブラザーズやデルモア・ブラザーズへと遡っていった(ダグ・サーム・アンド・バンドへの寄り道もあった)。僕たちのバージョンは、2011年2月にマーク・ネヴァースが録音したもの。チャーリー・ルービンがその数日前に亡くなっていた。僕たちはウィリアム・タイラーとツアーをしていて、ツアーはナッシュビルで終了した。僕たちバンドと、ウィリアムとカート・ワグナーで“Blues Stay Away from Me”をトリビュートとしてアレンジして、Exit/Inで演奏してライヴを締めくくった。自宅に戻るまで数日間ナッシュビルに滞在していたから、マークのスタジオに行って曲をレコーディングしたんだ。

“Wasn’t Born to Follow”は、『Stuff Like That There』を生み出したセッションの一部としてジーン・ホルダーによって録音された。リード・ギターはデイヴ・シュラム。初めてザ・バーズの曲を聴いたのは確か、母が僕や大勢の友人たちを連れて『イージー・ライダー』を観に行った時だった。(一人の子供は、僕の弟と同様、その映画を観ることを親に禁止されて一緒に来れなかった。父は弟を連れて代わりに「明日に向って撃て!」を観に行き、友人はおそらく家で宿題をしていたのだろう。)

“Roll On Babe”を作曲したのはロニー・レーンではないが、僕たちがカバーしているのは彼のバージョンだ。ジェイムズがホーボーケンで録音した。(この曲は、アジアソサエティでDJをした時にジョージアがかけた曲の1つだった。)

ナッシュビルで僕たちが『And Then Nothing Turned Itself Inside-Out』を制作している時に、ロジャー・ムテノはジョン・ピールのバースデー番組のためにディランの“It Takes Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry”を録音した。僕たちの知る限りでは、唯一無二のマスター版をイギリスに送ってしまったらしい。そう、僕たちも、君たちと同じように、むしろそれ以上に唖然としているよ。いろいろと詮索した結果、この曲にたどり着いた。

“Bleeding”は僕たちが作曲して、ジェイムズがホーボーケンで録音した」

リリースの詳細は以下の通り。

label: Matador
artist:YO LA TENGO
title: Sleepless Night
release date: 2020.10.09 FRI ON SALE
01. Blues Stay Away (The Delmore Brothers cover)
02. Wasn’t Born to Follow (The Byrds cover)
03. Roll On Babe (Ronnie Lane cover)
04. It Takes a Lot to Laugh (Bob Dylan cover)
05. Bleeding (Original track)
06. Smile a Little Smile for Me (The Flying Machine cover)

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