アイスランドアンビエントミュージック界の雄「Mikael Lind」が贈る、国内初のコンピアルバム「Current Creations」 が本日リリース

Mikael Lind

日本でも馴染みのある、ビョークやシガーロスなど、世界的なアーティストを多種多様なジャンルで輩出してきたアイスランド。
雄大な自然を象徴するかのような美しさと、長く閉鎖的な冬を連想させるもの悲しさを内包したミカエル・リンドのサウンドは、私たちの答えのない問いを投げかけているよう。最北の首都レイキャビクから放つ珠玉のエクスペリメンタル・アンビエント・ミュージック。
ミカエル・リンドの楽曲は今までも輸入盤での扱いはあったが、日本のレーベルからリリースされるのは今作が初となる。
表紙イラストはシガーロス『Kveikur』のアートワークを手掛けたSigga Björgが担当、マスタリングにKASHIWA Daisukeを迎え、ライナーノーツは「アイスランド音楽大使」である小倉悠加。
日本リスナーとアイスランド音楽の懸け橋となるintense lab x ICELANDiaのコラボ・レーベル、第1弾。

本作『Current Creations』は、3枚のアルバム『Granular Computing』『Give Shape to Space』『Contingencies』から選曲した日本特別編集盤。
ミカエル・リンドの作品には珍しく、ドラムプログラミングによるビーツが散りばめられているのが特徴の2018年作のEP『Granular Computing』から「Probability Densities」を、2018年リリース「Shape=形」をテーマに各曲が構成された非常にエクスペリメンタルな作品である『Give Shape to Space』からは4曲を収録。
シンプルなハーモニーから始まり、時間が流れるにつれ、様々な要素が複雑に美しく重なり合うのは彼の音楽の真骨頂でもある。
2019年初頭にリリースされた彼のピアノに対する探究心を掘り下げた作品『Contingencies』からは8曲が収められ、静かにもの悲しいメロディを奏でるデリケートなピアノと、シンセのドローン・サウンド、ゆっくりと空間に広がるシンフォニックなストリングスなどによる、センチメンタルで美しいポスト・クラシカルなサウンドが心地よい。
限りない音への可能性を追求し続けるミカエル・リンドの、終わりなき音への探求の軌跡をたどることのできる1枚。

Current Creations

Current Creations

1. Simple Interactions
2. Burst Of Electricity
3. Give Shape to Space
4. Slight Differentiation
5. Ornamental Shapes
6. Just These Circumstances
7. Episodic Memories
8. Why Explain
9. The Source Is Modified
10. Probability Densities
11. Elaborating A Concept
12. Foundations
13. Ending With The Beginning