ノラ・ジョーンズはキャリア初のライヴ盤にしてベスト盤『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット』を4月16日にリリースすることが決定している。
本作はライヴを容易に開催することができないなかで彼女のファンに少しでも臨場感のある音楽を届けたいとノラ本人のアイディアで今回のライヴ・アルバムが企画されるに至ったという。
『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット』に収録される楽曲は、2017年から2019年の間に開催されたコンサートの中からノラ・ジョーンズ本人が特に「お気に入り」というもので、アメリカ、フランス、イタリア、ブラジル、アルゼンチンなど、世界各国での演奏がピックアップされている。
日本盤には2017年に行った来日ツアーで披露された“Sunrise”がボーナス・トラックとして収録される。
リリースの発表と共に、2018年にカリフォルニア州のドヒニービーチで開催されたオハナフェスティバルでオルガンのピート・レム、ベースのクリストファー・トーマス、ドラムスのブライアン・ブレイドと共に披露した“It Was You”の音源が公開されている。
また、2019年にデジタル・リリースされ、ゴスペル歌手のメイヴィス・ステイプルズと共演してグラミー賞にもノミネートされた“I’ll Be Gone”や、ブラジル出身のシンガー・ソングライターであるホドリゴ・アラマンチとのコラボ曲“Falling”、そして、1990年代のグランジ・ムーヴメントを牽引したバンド、サウンドガーデンのクリス・コーネルに捧げたカヴァー曲“Black Hall Sun”といった、これまでアルバムに収録されることのなかった楽曲も収録される。
ノラ・ジョーンズは本作について次のように語っている。「パンデミックが起こり、バンドとの演奏やオーディエンスとの交流など、ライヴのすべてがすごく恋しくなりました。そんな時に2019年のライヴ音源を聴いていて、気分が良くなったのを感じたんです。エナジーが湧いてきました。そこで、過去のライヴの中から最高の瞬間を切り取ってアルバムにしたら、ファンの皆さんも同じようなエナジーを感じてくれるのでは、と思ったんです」