レディオヘッド、ラナ・デル・レイとの争いをめぐって出版管理会社が声明を発表

レディオヘッドの出版管理会社はバンドがラナ・デル・レイに訴訟を起こしたという説を否定している。

報道によれば、ラナ・デル・レイは『ラスト・フォー・ライフ』収録の“Get Free”がレディオヘッドの“Creep”を剽窃していると訴えられているという。

ラナ・デル・レイは報道を認め、次のようにツイートしていた。「訴訟のことは本当よ。私は“Creep”にインスピレーションを受けたわけではないことを分かっているけれど、レディオヘッドはそう考えていて、出版権の100%を求めているの。ここ数ヶ月以上にわたって私は40%にすることを提案したんだけど、彼らは100%でしか受け付けないのよ。彼らの弁護士は無慈悲で、それで法廷で争うことにしたの」

彼女はその後、ライヴでこの件について言及し、結果としてアルバムから楽曲が削除される可能性があると述べていた。

今回、出版管理会社のワーナー/チャペルの広報担当者は声明を発表し、両陣営で「話し合い」は持たれたものの、訴訟を起こしたかどうかについては否定している。声明はバンドは100%の出版権を求めたことについても否定している。

声明の全文訳は以下の通り。

「レディオヘッドの楽曲の出版管理会社として昨年8月よりラナ・デル・レイの担当者と話し合いを持ったのは事実です。“Get Free”のヴァースが“Creep”のヴァースに見られる要素を使っているのは明らかで、“Creep”の作曲者全員の支持を得て、このことが認められることを求めてきました。誤解を解いておきますと、訴訟は起こされておらず、レディオヘッドは“Get Free”の出版権の『100%でしか応じない』とは述べておりません」

『NME』はレディオヘッドとラナ・デル・レイの担当者に更なるコメントを求めている。

一方、ラナ・デル・レイはインフルエンザにかかったことを受けてカンザス・シティの公演をキャンセルしている。公演は現地時間1月10日に開催される予定だった。

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