オルタナティヴ・ミュージックという言葉の生みの親と言われるTerry Tolkinが逝去

Terry Tolkin

「オルタナティヴ・ミュージック」という言葉を生み出したとされる音楽業界の重役でジャーナリストのテリー・トールキンが亡くなった。享年62歳だった。

現地時間1月21日に『ヴァラエティ』誌を通して遺族の代理人は訃報を発表している。翌日、ギャラクシー500やルナの結成メンバーであるディーン・ウェアハムは敗血症と臓器不全を患っていたことを明かしている。2015年にディーン・ウェアハムはテリー・トールキンの治療費を捻出するためにルナの初期のデモをリリースしていた。

「今週は彼の兄弟であるダニエルが彼の面倒を看ていました」とディーン・ウェアハムはインスタグラムで述べている。「テリー・トールキンはここ数年で多くのことを経験してきたので、彼はやっとよりよい場所にいったんだと正直思っています」

彼は次のように続けている。「彼は私の人生において、ルナにとって、彼が信頼を寄せた多くのアーティストにとって鍵となる人物でした。テリーについて書かれた“Chinatown”という曲を知っている人もいるかもしれない。近いうちにもっと伝えられることがあると思います」

1992年から1996年までエレクトラ・レコーズのA&Rとして活動したテリー・トールキンはルナ、ステレオラブ、アフガン・ウィッグス、ナダ・サーフといったインディ・バンドと契約している。

しかし、テリー・トールキンが最初に頭角を現したのは1979年に『ロックプール』誌でジャーナリストとしてで、アンダーグラウンドのバンドを評するのに「オルタナティヴ・ミュージック」という言葉を初めて使ったと見られている。

エレクトラ・レコーズに入る前、テリー・トールキンはタッチ&ゴーのA&Rを務め、その後ラフ・トレードの傘下で1989年に自身のレーベルであるNo.6レコーズを立ち上げている。

スーパーチャンクはテリー・トールキンに追悼の意を表しており、「素晴らしい音楽をたくさん世界に紹介してくれた」と述べている。マーク・ラネガンは「人生よりも大きなキャラクターの持ち主」であり、「音楽の素晴らしい趣味」を持っていたと評している。

関連NEWS

  1. Madeon

    Madeon、来日公演時に日本盤リリースを記念したサイン会の開催が決定

  2. ベック、最新作『カラーズ』のDVD付盤のサマーソニック会場特典が明らかに

  3. Rosalia

    Rosalia、Chavela Vargasの“La Llorona”をカヴァーした映像が公開

  4. Tom Hanks、音楽フェスでビールを売ってもらえなかった逸話を明かす

  5. Skepta、新作より“Greaze Mode”のMVが公開

  6. Halsey

    Halsey、ニュー・シングル「Lonely is the Muse」の音源が公開

  7. TheLumineers

    The Lumineers、9月リリースの新作より“Life In The City”のMVが公開

  8. LEGO

    LEGO、フェンダーのストラトキャスターを製品化することが明らかに

  9. Band Aid

    Band Aid、「Do They Know It’s Christmas?」の2024アルティメット・ミックスが公開

  10. Claude Fontaine

    Claude Fontaine、デビュー・アルバムが日本盤でリリースされることが決定

  11. Apple_Itunes

    Apple、iTunesを廃止して機能が3つのアプリへと受け継がれることに

  12. ギター・センター

    ロサンゼルスのギター・センター、山火事の被害を受けたミュージシャンに楽器を支給する取り組みを発表

  13. Def Tech

    Def Techの楽曲 「Bolero」がNTT東日本CMに決定

  14. アントニオ猪木

    アントニオ猪木のオフィシャル・サポート・テーマ曲のストリーミング再生数が30倍に

  15. Jack Black、カイル・ガスのトランプ元大統領銃撃事件への発言について語る