ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの遺産管理団体による裁判が新たな局面へ

スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの遺産管理団体による裁判が新たな局面を迎えている。

昨年9月にウォルター・ベッカーが亡くなったことを受けて、ドナルド・フェイゲンは11月にスティーリー・ダンの名称の所有権を巡ってウォルター・ベッカーの遺産管理団体を相手に裁判を起こしている。

争点となっているのは1972年にスティーリー・ダンのメンバー間で交わされたという相互売買協定で、メンバーの誰かが亡くなったり脱退した際には残ったメンバーでその人が持っていた持ち分を買い取るという内容だったという。

ここ数年はドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人が権利所有者となっていたが、ドナルド・フェイゲンは亡くなった4日後にこの売買協定について主張している。一方、ウォルター・ベッカーの遺産管理団体はドナルド・フェイゲンの主張に異議を唱えていた。

1月19日にウォルター・ベッカーの遺産管理団体の弁護士は新たな申し立てを行っており、それによれば、1972年の相互売買協定では「結果として所有者が決まっていない持ち分が単独の持ち主のものになる出来事が起こった時」は相互売買協定が「自動的に終了となる」と取り決められていると主張している。

これを受けて現地時間2月6日、ドナルド・フェイゲン側はウォルター・ベッカーの解釈が「強引なもの」であるとし、次のように述べている。「(ウォルター・ベッカーの遺産管理団体は)既に彼が生きている間にバンドへの貢献に基づいたスティーリー・ダンによる収入を受け取っています」

「この場合はドナルド・フェイゲンですが、一人のメンバーがスティーリー・ダンとしてツアーを続け、仕事を行った時に、亡くなったメンバーの相続人が半分の利益を得るというのは不公平というものです」

ドナルド・フェイゲンはスティーリー・ダン名義でドゥービー・ブラザーズと共に5月からツアーを行うことを発表している。