ニール・ヤング、レコード会社が自身のハイレゾ音楽プレイヤー「PONO」を殺したと主張

ニール・ヤングは2014年に自身が手がけたダウンロード・ストアと連動したハイレゾの音楽プレイヤー「PONO」について、事業が軌道に乗らなかったのはレコード会社のせいだと主張している。

ニール・ヤングは2014年、クラウドファンディングで620万ドル(約6億8千万円)の資金を調達して、ダウンロード・ストアと連動したハイレゾ音楽プレイヤーである「PONO」をスタートさせていた。

ニール・ヤングは当時、「音楽のサウンドを救うため」に同サービスを立ち上げたものの、ニッチな事業であったこともあり「PONO」は彼が想定していたほど軌道には乗らず、2016年7月にダウンロード・ストアは閉鎖されている。

ニール・ヤングは今回、「PONO」が軌道に乗らなかったことについて、レコード会社が値段を高騰させたためだと批判している。

「レコード会社が『PONO』を殺したんだ。MP3プレイヤー用のハイレゾ音源の2倍から3倍の金額を要求することによってね」とニール・ヤングは『シカゴ・トリビューン』紙に語っている。「誰が3倍の値段を払うっていうんだろうね?」

「僕の考えとしては、あらゆる音楽は同じ値段であるべきなんだ」とニール・ヤングは続けている。「(ハイレゾの)ファイルを転送するのに余分にコストはかからないんだよ。今はストリーミングの時代で、そういう(認証されていない共有ファイルを使う)問題なんか起こらないっていうのに。ストリーミングできるのに、コピーを欲しいと思う人なんかいないわけだからね」

「レコード会社が、普通の音楽の3倍もの値段をハイレゾに要求して、ハイレゾの音楽を殺したんだ」とニール・ヤングは主張している。「今まで経験した中でも最も馬鹿げたことだよ」

『シカゴ・トリビューン』紙に掲載されたニール・ヤングのインタヴューの全文はこちらから。

http://www.chicagotribune.com/entertainment/music/la-et-ms-neil-young-archives-online-20180214-story.html

ニール・ヤングは昨年、「PONO」に続く新たなストリーミング・サービス、「Xストリーム」を立ち上げることを発表している。ニール・ヤングはシンガポールの企業「オラストリーム」と共同で、「完全なハイレゾ再生」を実現する「帯域幅に順応して変動するストリーミング・サービス」を立ち上げることを発表している。

ニール・ヤングは、「PONO」のコミュニティー・ページで以下のように声明を発表している。「自分は今でもリーズナブルな価格で可能な限り最高の音楽を提供できる場を作り出したいと考えているんだ。これが成功に終わるかは分からないけど、これは依然として自分たちにとって重要な使命なんだ」

「今回のダウンロード・サイトを立ち上げようと別の企業にも協力を仰いだんだ。ただ、事業に取り掛かっていくに連れて、改めて同じような事業を立ち上げることがいかに難しいことか、いかに高額なコストが経営には必要かっていうことを実感したんだ」とニール・ヤングは綴っている

ニール・ヤングは続けて「『PONO』のオンライン・ストアを復活させるだけじゃ不十分」であるとした上で、「PONOには熱狂的な利用者」もいたことは事実ではあるものの、高額のコストを正当化できるわけではないと語っている。「ハイレゾに関して言えば、レコード産業は依然として崩壊してるよ」

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