マネスキンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが参加した“Gossip”のミュージック・ビデオが公開されている。
“Gossip”は通算3作目となるニュー・アルバム『ラッシュ!』に収録される。
ミュージック・ビデオはガラス張りの部屋でバンドがパフォーマンスを行うもので、最初は人々が戸惑いと共にパフォーマンスを見つめるものの、徐々に盛り上がりを見せ、監視員としして出演したトム・モレロはギター・ソロを披露している。
フロントマンのダミアーノ・デイヴィッドは“Gossip”について米『ローリング・ストーン』誌で次のように語っている。「ゴシップという言葉にはいろんな意味があるけれど、タイトルに選んだのは今の社会が直面している問題の多くを要約していると思ったからなんだ。この曲はパフォーマンス・カルチャーや完璧主義の文化、審美的なカルチャーの問題について扱っている。ソーシャル・メディアは若い世代に多くのプレッシャーを与えていて、それに対する批判でもあり、皮肉でもあるんだよ」
ダミアーノ・デイヴィッドは『NME』に次のように語っている。「人々が何を求めているかを理解するのは簡単だけれど、あえてそうしないことは簡単ではない。観客を喜ばせるために一つのことにしがみついて、何度も繰り返すのは簡単なんだよ。『うまくいったから、キャリアを通してこれを繰り返そう』ってね。それは自分たちのしたいことじゃないんだ」
マネスキンとの共演についてトム・モレロは次のように語っている。「世界中で大ブレイクしているイタリアのロックンロール・バンドがあると初めて聞いたときは『マジか? まさか』と思ったんだ。でも彼らのライヴを観て圧倒されたよ。堂々たるラウドさ、セクシーさがあって、思いっきりロックしていた。若い世代にとってのロックンロールの旗手のひとつになるにふさわしいものだった」
「彼らがいたハリウッドのスタジオでジャムる機会があって、素晴らしかったよ。全員素晴らしいプレイをするし、すごい曲を書くし、オーディエンスとも深く意味のある形でコネクトしている。彼らのライヴを観てごらん? オーディエンスが爆発しているからね!」
アルバム『ラッシュ!』には“The Loneliest”、“Supermodel”、“La Fine”といったシングルが収録される。