ジェスロ・タルはニュー・アルバム『ロック・フルーテ』を4月21日にリリースすることを発表している。
本作は彼らにとって23作目となるスタジオ・アルバムで、前作から僅か1年3ヵ月でのリリースとなる。前作『ザ・ゼロット・ジーン』は2003年9月の『ジェスロ・タル・クリスマス・アルバム』以来、約18年ぶりのアルバムとなっている。
アルバムからは新曲“Ginnungagap”が公開されている。
イアン・アンダーソンは新作について次のように語っている。「このアルバムのタイトルは決まるまでに2、3変わっているんだ。僕はロック・ミュージックにあるようなロック・フルート向けの、インストゥルメンタルが大部分のアルバムを作ろうというアイデアから始めた。アルバムの主題が見えてきた頃、僕は古代スカンジナビアの神話に出てくるラグナロクという概念に惹かれた。黙示録的な終末期、あるいは聖書でいうアルマゲドン(世界最終戦争)の彼らによる解釈のことだ。『最終決戦』のシナリオは、たとえばヒンズー教、キリスト教、イスラム教など、至るところに遍在している。『ラグナロク』は『神々の運命』と訳せて、『ロク』の部分が運命、道、方向性を意味するんだ。ゲルマン語の起源である古ノルド語に由来するウムラウトがしっかりあるということで、フルートもスペルを合わせてフルーテというスペルになっている。ここまで解るかな? 理に適った効果的なウムラウトを使うという素晴らしい機会を逃す訳にはいかないんだ」