ザ・ナショナルは来たるニュー・アルバムより新曲“Eucalyptus”が公開されている。
“Eucalyptus”は4月28日にリリースされる新作『ファースト・トゥー・ページ・オブ・フランケンシュタイン』から公開された3曲目の楽曲で、これまでに“New Order T-Shirt”と“Tropic Morning News”の2曲が公開されていた。アルバムにはテイラー・スウィフト、フィービー・ブリジャーズ、スフィアン・スティーヴンスが参加している。
“Eucalyptus”のミュージック・ビデオはこちらから。
プレス・リリースによれば、ブライス・デスナーはマット・バーニンガーにだいぶ前にこの曲を送っていたが、ポートチェスターのキャピタル・シアター公演のサウンド・チェック時にマット・バーニンガーが何かに引き寄せられるように歌詞を書き、披露することになったという。
「デモも作らずに2回リハーサルをして、その日、観客に向けて演奏したんだ。アルバムで聴けるものにはそのパフォーマンスでレコーディングされた音源も含まれている」とマット・バーニンガーは説明している。「そういう生々しい即興的な感じがあって、完璧にするよりもラフなエッジを残しておくほうが理にかなっていたんだ」
マット・バーニンガーは次のように続けている。「アルバムを通して奈落の底を覗き込んだり、関係が終わったことに思いを巡らしたりする部分がたくさんある。“Eucalyptus”は破局した後に持ち物を分けるカップルを扱っている。『配達された天然水はどうしようか? この植物はどうする?』ってね。誰かと繋がった時に考えざるを得ない小さなことを歌っているんだ」
マット・バーニンガーは新作について次のように述べている。「詞もメロディーも思い浮かばない非常に暗い場所にいました。アルバムに取り組んでいるときはいつも不安ですが、終わりのように感じたのは初めてのことでした」
「僕らは集まって、違ったアングルからアプローチしようとしました。そのおかげで、バンドにとって新しい時期に辿り着いたように感じています」とブライス・デスナーは続けている。
新作の日本盤CDにはボーナス・トラックとして2022年にデジタル・リリースされた“Weird Goodbyes feat. Bon Iver”をフリート・フォクシーズのロビン・ペックノールドとともに披露した貴重なライヴ音源が収録される。