ニール・ヤング、グーグルを初めとした巨大テクノロジー企業を批判する声明を発表

ニール・ヤングはグーグルを初めとした巨大テクノロジー企業を批判する声明を発表している。

現地時間2月23日、自身の50年以上に及ぶアーカイヴ音源を無料で公開しているサイト「ニール・ヤング・アーカイヴ」でニール・ヤングはこの声明を発表している。

https://www.neilyoungarchives.com/#/news-article?id=GOOGLE%20AND%20ARTISTS&_k=a111oq

声明の全文訳は以下の通り。

「クリエイティヴなものを出し始める段階にある今日の若手アーティストや素晴らしい作家、ソングライター、ミュージシャンたちは、もし報酬をもらえたとしても、テクノロジー業界の大企業たちからアーティストには最後にしか支払われない世界、そんなデジタル世界で生計を立てていかなければならないことを迫られてるんだ。これから話すのは、僕が約20年前の1996年にクレイジー・ホースと共に作ったアルバム『ブロークン・アロー』を今日聴いていた時に感じたことだよ。

『ブロークン・アロー』は過小評価されているアルバムなんだ。このアルバムは、幸運の産物だった『ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース(原題:『Everybody Knows This Is Nowhere』)』から僕らのプロデューサーを務めてくれていた、デヴィッド・ブリッグスが亡くなってから初めてのクレイジー・ホースとのアルバムだった。エンジニアリングを務めたのが、生前にデヴィッドから紹介されたばかりのグレッグ・アルチリャでね。『ブロークン・アロー』はソウルフルなアルバムだった。リアルだったんだよ。そうじゃないものにはしようとしなかった。僕はヒット曲が過大評価されていると思うようになって、ヒットメーカーたちがどんどん虫の息になっているのを感じ始めていた。

今夜の空に見えた彗星が

僕に大丈夫だと思わせてくれる

僕はあまりに早く動いている

自分の大きさの割に

当時の僕は、上に書いた(『ブロークン・アロー』収録の)“Music Arcade”の歌詞のような気持ちだった。そして、今やフェイスブック、グーグル、アマゾンの時代になって、僕たちのやり方で今の新人や成長中のアーティストたちがやっていけるとは言いにくい状態にある。テクノロジーの大企業たちは、あらゆる時代の素晴らしい音楽を、アーティストに再生回数を報告することはおろか、ミュージシャンに1セントも支払うことなく利用する方法を編み出したんだ。そいつらを優良企業だなんて言えやしない! 次世代のアーティストはどこから生まれるんだろうと疑問に思うよ。彼らはどうやって生き延びるのだろう?

『邪悪になるな』。これはグーグルの企業理念だった言葉だ。アーティストによる創造物を金を払うことなく略奪するサイトにユーザーを導いた会社のね! テクノロジーのブレイク、あっぱれだよ! 代わりに、奴らはアーティストが作った音楽を聴いている間に現れる広告で金を取ったんだ。グーグルはそれからモットーを『正しいことを行え』に変更したわけだけど、何も変えちゃいない。アーティストのコミュニティから金を巻き上げ続け、音楽で自分たちの富を築き、アーティストには何も支払わない。お見事! テクノロジーのブレイク、素晴らしいよ! ちなみに、グーグルはYouTubeだからね! 次は誰だろうね?

僕の音楽や『ブロークン・アロー』のようなアルバムを、僕らが手がけたものをそのまま聴くことができる『ニール・ヤング・アーカイヴ』でみんなと共有できることを、とても嬉しく思っているよ。(自身のストリーミング・サービスである)『Xストリーム』のハイレゾ音源は、僕に自分もそこにいたんだと実感させてくれるんだ。みんなもそう感じてくれたら嬉しいな。僕の音楽をみんなが楽しんでくれればくれるほど、僕は喜んで自分の音楽を共有するよ。『ニール・ヤング・アーカイヴ』はこれから、今の僕らが手にしているものとはまったく異なる未来へと突入する。それは簡単なことじゃない。僕たちはいくつかのルールを破って、みんなが欲しているものを提供していくよ。

ピース。

ニール・ヤング/ニール・ヤング・アーカイヴ」

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