元オアシスのギタリストであるポール・“ボーンヘッド”・アーサーズはオアシスの再結成について若い世代のファンに与える影響を考えると「その価値がある」と語っている。
現地時間5月8日にラジオXの番組に出演したポール・“ボーンヘッド”・アーサーズはオアシスの再結成についての見解を語っている。
1990年代初頭から1999年8月までオアシスに在籍したポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは番組内でライヴでの再結成が観たいと語っている。その主な理由としてライヴを観ることができなかった若い世代のファンに与える意味の大きさを挙げている。
「絶対にないとは言い切れないだろうね」とポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは語っている。「現実的にはどうかって? それは分からない。リアムもソロのキャリアをやっているし、ノエルもやっている。分からないよ。訊く人間を間違えているね。でも、観てみたいよ」
ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは次のように続けている。「朝、目を覚まして、いや、やる必要もないと思う日もある。もう終わったんだってね。でも、ソロ・アーティストとしてやっているリアム・ギャラガーとステージに立って、出ていって、“Rock ‘N’ Roll Star”をやると、会場が湧き立つんだ。昔やっていたライヴよりも高くハードにみんなが跳んでいるんだ」
「リアム・ギャラガーとアリーナでやった時に前の10列とかを見ると、16歳とか17歳なんだよね。オアシスのキャリアが始まった時は生まれてもなかった人だよ。再結成が実現したら、そういう人たちには価値があるんじゃないかな? リアムにはそれを訊いてみた? ノエルにもそれを訊いてみた?」
再結成が実現したらバンドに参加するつもりかどうかを訊かれると、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは自信満々で次のように語っている。「あそこの下にバッグがあるだろ? あの中にはピックが入っているし、準備はできているよ。ダンシング・シューズも持っているんだ」
2009年の解散以降、リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーは会話を交わしていないのにもかかわらず、オアシスの再結成については度々噂されてきた。
2020年、リアム・ギャラガーはオアシスの再結成についてノエルが「強欲で、金が好きだから、すぐに実現するか、しないかはあいつが分かってるよ」として「すぐに実現するだろう」と語っている。今年1月、ノエル・ギャラガーはオアシスの再結成について「絶対にないとは言えない」と語っている。
一方、リアム・ギャラガーはノエル・ギャラガーが「オアシスというブランドに多大な損害を与えた」とも発言している。
また、ノエル・ギャラガーはオアシスのデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』が30周年を迎えることを記念して、再結成はしないものの、アルバムを再発すると語っている。