ザ・エックス・エックスのロミー・マドリー・クロフトはアルバム『ミッド・エアー』をリリースすることを発表して、新曲“Loveher”が公開されている。
『ミッド・エアー』はロミー・マドリー・クロフトにとって初のソロ・アルバムとなる。アルバムにはスチュアート・プライスとフレッド・アゲインがプロダクションで参加しており、ゲストとしてジェイミー・エックス・エックスが参加している。
「『ミッド・エアー』はダンスフロアというものが祝福の場であり、聖域であり、救いの場であることをテーマにした作品となっている。愛や悲しみ、恋愛関係、アイデンティティ、セクシュアリティについて書かれたアルバムで、ロミーがコミュニティとのつながりを感じることができたクィア・クラブへのラブレターでもある」とプレス・リリースには記されている。
「ロミーが自身のプライベートについてカミングアウトしたのはずいぶん前のことだが、これはある意味カミングアウト・アルバムであり、その一方で、悲しみや心痛を乗り越え、幸せへと向かうカミングスルー(突き抜けた)・アルバムとも言えるだろう」
9月8日にリリースされるアルバムからはオープニング・トラックとなる“Loveher”が公開されている。
フレッド・アゲインがプロデュースした“Loveher”は、アルバム全体で描かれている「ダンスしたいエモーショナルな音楽」の雰囲気を湛えた曲で、自分を受け入れて愛するメッセージを含んだ女性と恋に落ちる親密さを歌った宣言的なポップソングになっているという。
「フレッドは私に『これは誰のための曲?』と尋ねてきた」とロミー・マドリー・クロフトは説明している。「それで、とりあえず『自分ための曲かもね?』と答えた」
アルバムには同じくフレッド・アゲインとのコラボレーションとなる“Strong”、ジェイミー・エックス・エックスが手掛けた“Enjoy Your Life”といった、これまでリリースされてきた2曲も収録される。タイトル曲ではビヴァリー・グレン・コープランドとコラボレーションを行っている。
9月8日に世界同時発売となる本作の日本盤CDには歌詞対訳・解説書が封入され、ボーナス・トラックが追加収録される。また数量限定となる日本盤CD+Tシャツセットの他、輸入盤は通常のCD/LPに加え、限定の クリア・ピンク・ヴァイナルが同時発売される。
ロミー・マドリー・クロフトはフジロックフェスティバル ’23に出演することも決定している。