1998年5月、人気絶頂の中突然他界した、X JAPANのギタリストhide。
hideが永眠して20年となる2018年、“hide 20th Memorial Project“が発足した。
そのプロジェクトの一環として製作されるドキュメンタリー映画「HURRY GO ROUND」の 5月26日(土)全国公開が決定。内容及び新ビジュアルが本日解禁となった。
本作は、hideの墓の墓石に刻まれている、事実上最期の楽曲『HURRY GO ROUND』の歌詞に隠されたメッセージを、生前のhideを知らぬ男、俳優・矢本悠馬(やもとゆうま)がナビゲーターとしてhideの最期の足取りを辿るドキュメンタリー。
亡くなる前日に撮影された未公開映像の初公開を含む、今まで語ることが無かった真実がここに明かされる。
一人の俳優が、神奈川県三浦市にあるhideの墓を皮切りに、hideが生まれ育った横須賀、さらには、hideが亡くなる3ヶ月前に過ごしていたアメリカ・ロサンゼルスロケを敢行し、hideが過ごした地を巡る。 また、hideの実弟・松本裕士(ヘッドワックスオーガナイゼーション代表取締役)、hide with Spread Beaverのメンバーであり、hideの共同プロデューサー・I.N.A.、当時のレコーディングエンジニアERIC WESTFALL他、hideをよく知る人物を訪ね、亡くなる直前のhideについて話を聞く。
ナビゲーターの矢本悠馬は、映画「ちはやふる」シリーズ、「君の膵臓をたべたい」や、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」など、話題作への出演が続いている若手注目株。 本作が映画初監督となるのは、DREAMS COME TRUE、YOSHIKI(XJAPAN)、Perfume、高橋優、高梨沙羅のTVドキュメンタリー番組や、hide オフィシャルブック「Pinky Promise」など、演出家・プロデューサー・構成作家として活躍中の石川智徹。二人は音楽番組を通じて知り合い、監督が本作のイメージにぴったりと矢本を起用した。
また、hideの初公開写真を使用した映画のメインビジュアルが完成。このメインビジュアルは、本日、3/15 より東京・渋谷のスクランブル交差点のビルボード広告(西村ボード)に掲出される。ファンも見たことのない新ビジュアルに注目だ。
尚、映画の公開に先駆け、ライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE “SPIRITS”」が 4/28&29に開催など、「hide 20th Memorial Project」が続々決定しており、2018年は hide一色になること必至だ。
<矢本悠馬 コメント>
この作品に出演が決まった時に自分はhideさんについてほとんど無知の状態でした。
始めはワクワクと好奇心を踊らせていましたが、次第にそれはすぐ恐れ多い感覚になりました。自分はこんなにも偉大な人物と対峙してるのかと。
彼の人生や命と向き合い続けるには今の自分のエネルギーでは正直敵いませんでした。亡くなられて20年、hide さんのエネルギーは消費し尽くされず、今の若い子たちにまで溢れて伝わっている。楽曲からは楽しくて楽しくて仕方がないというような、とてもピュアなものが胸に入ってくる感じでした。その純度の高さが、いつまでも色褪せない、今聴いても古くない理由なのかなと。
この映画は hide さんと矢本悠馬が出会う映画でございます。
自分ごときが本当すみません。
自分はこの作品のおかげで大好きなミュージシャンが1人増えました。
作品中、嘘偽りなく感じたことを話しておりますゆえ、皆様がどう観て感じて頂けるのか今からハラハラしております。そしてまだhideさんを知らない方はこの作品をきっかけに新世界へ踏み出すのもありですよ!
<監督:石川智徹 コメント>
映画初監督の作品がまさかhideさんのドキュメンタリーになるとは想像もしていませんでした。
オフィシャルブック「Pinky Promise」、13回忌での撮影などいくつかお仕事させて頂く機会はありましたが、hideさんの生前にお仕事させて頂く機会が無かっただけではなく、お会いしたこともありません。
ある意味「hide初心者」の僕がhideさんの映画の監督という大役をつとめるからには、hideさんのファンはもちろんのこと、hideさんを知らない世代の人達にも観てもらえるような映画にしたいという思いに強く駆られました。
hideさんをリアルに知らない時代に生まれ、hideさんをそんなに知らない人物がhideさんを知っていったらどんなことになるのだろう?ピッタリの人物が浮かびました。俳優・矢本悠馬くんです。
矢本くんは、僕がやっている音楽番組の MCをしてくれていて、人となりは何となく知っていました。
俳優としてはもちろん、様々な映画やドラマでの存在感は誰しもが知っているところではありますが、音楽も幅広く聴いていたりしていて、性格もちょっとやんちゃで可愛らしく、純粋で、何事にも自分の考えを貫き通す強さもあって…もしかしたら、hideさんと似てる部分があるんじゃないのか?ということで面白い化学反応を期待し、オファーさせて頂きました。
そんな hide初心者の俳優と監督が紡ぐドキュメンタリーですから、初めて知ることばかりでした。
hideさんの地元を巡ったり、映像を片っ端から観まくって、hideさんの格好良さを知り、いつしかファンになっていました。矢本くんは「俺も髪、ピンクにしてぇ!!」と悶絶してました(笑)
そんな hideさんを知るにつれ、今回、重要だと考えたのはhideさんの「生と死」です。
そのことについて、hideさんを知る様々な方々から大事なお話を伺いました。皆様涙ながらに真実を語って頂き、そこで色んなことを感じました。矢本くんともこのことについて沢山の話をしました。この映画は「HURRY GO ROUND」というタイトルですが、まさに hideさんが伝えたかったメッセージがそこに詰まっているのだと思っています。
今やhideファンの一人として、沢山の人にこの映画を観て頂きたいなと思っております。
<hide オフィシャルマネジメントオフィス代表取締役 松本裕士 コメント>
この度、hideの映画というこのような機会をいただきまして、たくさんの方々に感謝致します。
今回、ドキュメンタリーということで色々な思い出の地を巡り、そして17年ぶりに制作活動の拠点であったロサンゼルスにも訪れることができました。
俳優・矢本さんのおかげでたくさんのhideの軌跡を一緒に回ることにより、改めて思い出すことも多く、懐かしくも嬉しい濃厚な時間となり、それを映像として記録することができました。
皆さん、今まで語ることのなかったこのhideの軌跡を、是非楽しんでいただければと思います。
(C)2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会