OHL、満員御礼の3周年ライブで2024年の飛躍を約束! ステージで初公開の新曲「0」のパフォーマンスビデオが公開

OHLが今年の1月29日で結成3周年を迎え、渋谷PLEASURE PLEASUREでアニバーサリーライブを開催したが、チケットはソールドアウト! 急遽立見席を用意する大盛況ぶりとなった。
 そんなスペシャルなライブを盛り上げるべく、当日は開演前からDJ Yongjeがアッパーな曲を流して場内を温めていく。本番が近づくと曲のボリュームがアップ! 一気に観客のテンションを引き上げた。

スクリーンではカウントダウンが始まり、メンバー紹介の映像が流れたあと、ステージには7人がスタンバイ。観客からはすでに大声援が飛ぶ。期待感が頂点に達し、披露された1曲目は完全初公開となる新曲「0」(1月30日リリース)。めまぐるしく変化するフォーメーションにアグレッシヴなサウンドでかなり攻めた楽曲だ。前半はOHLのクールでハードな部分を活かした楽曲が並び、「RED DEMON」「OHL」などではワイルドなRAPを聴かせて躍動感のある流れを作る。メンバーにはそれぞれ得意分野はあるものの、ダンス、ボーカル、ラップをこなすオールラウンダーが揃っているのも見どころだ。
 立て続けにアッパーな曲でファンを乗せ切ったあと、6曲目に披露したのは「Addictive Luv」。冒頭で何とアカペラを披露。激しいダンスをやり切ったあととは思えぬ、しっとりした歌い出しに驚かされる。続く「Starry Night」や「SENSUAL」でも安定したハーモニーを聴かせ、場内を優しく包み込んだ。
 前半を終えたところでMCタイムへ。ムードメーカーでリーダーのJUNYAが「皆さん、元気ですか~!」と、挨拶し、各メンバーの自己紹介につなげた。続くブロックはボーカルチーム、ダンスチーム、RAPチームに分かれたパフォーマンスコーナーになるのだが、準備が整う間、ライブタイトルの『0』にちなみ、7人それぞれの赤ちゃん時代の秘蔵写真が公開される。これには観客も大喜び。なごやかな時間のあと、ボーカルチームとしてGEN、KTA、JUNYAが登場。全員モノトーンの衣装に着替え、艶のあるボーカルでシックな時間を演出した。次はNAOとRYUSEIのダンスチームのターン。まず、ソロで登場 したRYUSEIは、ゲストのYKA dance studioの女性ダンサー5名を引き連れて難易度の高いパフォーマンスを展開。続いてステージに現れたNAOも、ダンサー5名と共に華麗な群舞で圧倒。最終的には10名のダンサーとRYUSEI、NAOによるダイナミックなダンスで楽しませてくれた。グループ戦、ラストはKANNAとSHURUによるRAPタイム。お茶目なイメージのふたりだが、クールなストリートファッションでステージ狭しと駆け回る。やんちゃ風味のRAPでも観客を挑発。ワイルドな魅力を振りまいた。こういう個性のぶつかり合いを見せるのもOHLらしい。

 さぁ、ここからは後半戦である。「Hurtful Distance」「GO UP」など、ステージと客席の一体感を増幅させるキラーチューンを連発し、盛り上がりはトップギアに。残り2曲には7人の熱い思いが詰まった曲が用意されていた。切ない歌詞にグッとくる「Change Ma Life」と1月6日にリリースされたシングル曲「僕らの「」」である。メンバーのリアルな思いが詰まっているからこそ、彼らの曲には説得力があるのだろう。余韻を残して本編が終わり、ライブはアンコールへ。
 “OHL”コールに続き、メンバーからのメッセージ動画が流される。そこにはPIECE達への思いが溢れていた。声援を受けてステージに戻ってきた7人は、まだまだパワーを残した表情。そしてアンコール1曲目「Dreaming Journey」が始まるタイミングで「メンバーがフロアに降りていくよ!」と、メンバーが客席へ。観客からは歓声が飛び交う。これは嬉しいサプライズだ。また、覚えやすい振りのある「Periodt.」ではJUNYAが「みんなもうわかるよね!」と、観客の動きを目で追うと、他のメンバーも優しい動きで振りをリード。YKA ダンサーズも合流し、場内は温かい雰囲気に。
 アンコールも大詰めになった時、KTAが急遽、自身の思いを語り始めた。
「僕、今年30歳を迎えるんですが、この年になって自分達の力だけでライブができてるんじゃないなって……。ホントに応援してくれてる皆さん、サポートしてくれるスタッフの皆さん、もちろんPIECEの皆さん、そして関係者の皆さんのおかげで活動ができてると思う。去年、GENが会社を設立してくれて、そこから喜怒哀楽をたくさん経験してきましたけど、去年の年末にメンバー同士ぶつかって解散するんじゃないかって危機もあったんです。でも、お互い腹を割って話し合って、やっぱり本気で夢をつかみにいこうや!ってなったので、今の僕たちは気持ちがこれまでと違います。正直、俺達負ける気はないから!」
 まさかのシリアスな告白だったが、新たな決意は直接PIECEに伝わったはずだ。この後、PIECEのテーマ曲とも言える「PEACE ONE」を熱唱。感情をぶちまけたMCのあとだけに、曲のパワーもグッと増す。さらに、アンコールのシメ前にはGENが「自分達はマイナスから始めてお金もないし……。でも、この曲はゼロから一歩先に進む気持ちを込めて作りました」と、KTA同様に決意を語り、オープニングナンバーだった「0」を改めて熱演。大ラスでは再度「ぼくらの「」」を歌い切り、彼らの3周年は新たな決意に満ちた内容となった。コロナ禍の真っ只中の結成となり、手探りの中で自分達の道を捜してきた彼ら。“100通りの潜在能力を引き出し、社会に超常現象を起こす”という意味を持つOHL(=ONE HUNDRED LIMINAL)の進撃はここから始まるに違いない。

OHLの新曲「0」はメンバーのGENが作詞作曲、レコーディング、ミックス・マスタリングまで、総合プロデューサーとして担当。RAP部分はメンバーのSHURUが制作に携わった。
振り付けは、「NCT DREAM」を始め国内外のアーティストを担当し、構成力に定評のあるコレオグラファーKANUと、OHLメンバーRYUSEI、NAOとの共作。
楽曲としてもライブパフォーマンスにおいても、7人の新たな挑戦を感じさせる。

コレオグラファー KANU コメント
初めまして。KANUです。
今回、OHLさんの「0」を振付させていただきました。
今回、「0」という曲名に合わせて、指で円を描いたり、全身で円を作る振り付けを沢山忍び込ませています。
楽曲を初めて聞いたとき、ボーカルラインの繊細で美しい歌声が引き立つ所と、ラップラインの勢いがあって男らしい部分が引き立つ所が、綺麗に混ざり合っていると思ったので、ダンスのテンション感もそれにマッチさせるように作りました。
ボーカルラインの時は、あまり激しく動きすぎないようにして、逆にラップメンバーの時はガッツでhiphopを詰め込みました。
私のお気に入りはダンスブレイクで、4~0までの数字を振り付けの中に忍び込ませているので、ぜひ注目してみてくださると嬉しいです。

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