ビビオはアンビエント/ドローン作品『ファントム・ブリックワークス (LPII)』が11月22日に世界同時リリースされることが決定している。
『ファントム・ブリックワークス』はイギリスの音楽家/プロデューサーであるビビオことスティーヴン・ジェイムス・ウィルキンソンによるアンビエント/ドローン・プロジェクトで、自然や風景、そして産業の残影が漂う場所から着想を得ているという。
プロジェクトからは“Dinorwic”の音源とトレイラー映像が公開されている。
「人間は、場所に漂う空気や雰囲気にとても敏感だ。その場所が持つ歴史的背景を知ることで、それらは強まったり、劇的に変化する。何かしらの形で、音や声まで聞こえる場合もある。その場所には、きっと伝えたい想いがあるんだと思う」とスティーヴン・ジェイムス・ウィルキンソンは語っている。
「最初の『ファントム・ブリックワークス』のアルバムを発表した際に、そこで起きたことが、その場所に意味をもたらすことがあると話した。この考察は新作でも続いているんだ。今回のアルバムもほとんど即興で作られていて、以前のテクニックを使いつつも、このアルバム独自の新しい手法も取り入れている。音楽的にも場所の選定においても、馴染みのある領域を再び訪れてみた。北ウェールズが重要な役割を果たしているけど、今回はさらに広がり、歴史的な場所にも足を踏み入れてみた。世代を超えて語り継がれる物語は、時にその場所をより鮮明に描くことがあるんだ」
『ファントム・ブリックワークス(LPII)』は、11月22日 (金) にCDと2枚組LPで世界同時リリースされ、500枚限定となる国内流通仕様盤CDには解説書が封入される。