デュア・リパはエルトン・ジョンがゲスト参加した一夜限りのロンドンのロイヤル・アルバート・ホール公演がイギリスでテレビ放送されることが決定している。
この公演は現地時間10月17日に行われたもので、43名のヘリテージ・オーケストラと14名のコーラス隊、7人編成のバンドを従えてロイヤル・アルバート・ホールで行われたものとなっている。
公演ではエルトン・ジョンがサプライズで登場して一緒に“Cold Heart”を披露したほか、『ラジカル・オプティミズム』に収録の“End Of An Era”もライヴ初披露しており、クレオ・ソルの“Sunshine”もカヴァーしている。
今回、この公演の模様がイギリスのITVで放送されることが発表されている。『アン・イヴニング・ウィズ・デュア・リパ』と題された番組はプレス・リリースによれば、デュア・リパがこれまでの人生とキャリアの中で重要な瞬間を振り返る「親密なインタヴュー」も盛り込まれたものになるという。
番組はITV1とITVXで今年放送されるが、放送日については現時点で発表されていない。
エルトン・ジョンはツアーからの引退を表明しており、最後のツアーも終えているが、その後も「変わった公演には出演する」つもりだと語っていた。2018年に始まった「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」ツアーは昨年7月のストックホルム公演で幕を閉じており、9億ドルを超える興行収入を上げている。ツアー終了時にはその時点で過去最高の興行収入となったが、その後、テイラー・スウィフトの「ジ・エラズ」ツアーとコールドプレイの『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ツアーに記録を塗り替えられている。
エルトン・ジョンはツアーから引退することについて次のように語っている。「しばらくはついにツアーを終えてしまったという時間は湧いてこないと思う。みんなのことがどれだけ恋しいか、みんなの応援がどれだけ有り難かったかは言い表せないよ。永遠にその気持ちは残るだろう」
エルトン・ジョンは世界を一緒に回ったクルーへの感謝の気持ちも述べている。「すべてのパフォーマンスを忘れられない体験にしてくれて、忘れられない思い出と共に最後のツアーの5年間を付いて切れてくれたみんなに心の底から感謝するよ」
デュア・リパは11月に来日公演を行うことが決定している。