Maribou State、来たるニュー・アルバムより新曲「All I Need」の音源が公開

Maribou State

マリブー・ステートは来たるニュー・アルバムより新曲“All I Need”の音源が公開されている。

新曲“All I Need”は1月31日にリリースされる通算3作目となる新作『ハルシネイティング・ラヴ』に収録される。

“All I Need”の音源はこちらから。



マリブー・ステートは“All I Need”について次のように語っている。「『ハルシネイティング・ラヴ』ではこれまで使っていたガレージ・スタイルのヴォーカルを意識的にやめるという決断をしたんだ。その代わりにアンドレヤ・トリアーナのサンプルを使い、さらに彼女とは新たにセッションを行ってレコーディングもした。以前から一緒に仕事をしたいと思っていた彼女に、いくつかのアイデアを聴かせてみたら、彼女が選んだのは“All I Need”だったんだ」

「コーラスで使っているヴォーカルが実は彼女自身のものだと伝えると、とても喜んでくれたよ。最終的には彼女がこの曲のヴァースのボーカルも担当することになり、アンドレヤ自身が“自分とデュエット”をしているような仕上がりになった。その時期、僕たちはドラムに関してエイフェックス・ツインから大きな影響を受けていて、ヒップホップ風ながらもグリッチ感のあるサウンドを目指してたんだ。でも、アンドレヤのサンプルを加えることで、80年代風の壮大なコーラス感が生まれた」

クリス・デイヴィスとリアム・アイヴォリーによるマリブー・ステートはクリス・デイヴィスが2022年春に脳の圧迫を引き起こす希少な疾患「キアリ奇形」と診断されており、2023年11月に大手術を受けることとなっている。

アルバムにはアンドレヤ・トリアーナ、ノース・ダウンズ、ガイダーといったアーティストが参加しており、UK各地の牧歌的な環境でレコーディングは行われている。

リアム・アイヴォリーは新作について次のように語っている。「これまではプロジェクトにおいて僕たちは非常に隠れた存在で、曖昧さと匿名性を楽しんでいた。でも年を重ねるにつれて、自分たちが誰であるかをもっと見せたいと思うようになったんだ。それと同時に、イギリスのダンスミュージック文化を指し示すのが自然な流れだった。それは本当に誇るべきことだからね」

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