Death In Vegas、9年振りとなる新作のリリースを発表&2曲の新曲が公開

Death In Vegas

デス・イン・ヴェガスは9年振りとなるアルバムをリリースすることを発表して、2曲の新曲が公開されている。

リチャード・フィアレス率いるデス・イン・ヴェガスが最後にリリースしたアルバムは2016年発表の通算6作目となるアルバム『トランスミッション』となっていた。

今回、デス・イン・ヴェガスは『デス・マスク』という新作を6月6日にリリースすることを発表している。これまで多くのゲストを招いてきたデス・イン・ヴェガスだが、新作には一切ゲストが参加していないという。

アルバムからはリリース発表に合わせて“Death Mask”と“While My Machines Gently Weep”の2曲が公開されている。





「ラムレーの『ホール・イン・ザ・ハンド』、テレンス・ディクソンのポピュレーション・ワンで聴けるマシーン・ファンク、ジャマル・モスのサイケデリックなテクノ・ジャム、ミカ・ヴァイニオやパンソニックの素晴らしいミニマリズム、ループのレイヤーが重なったドローン、TM404のアシッドなんかにハマってきた」とリチャード・フィアレスは語っている。

「最も中心的に聴いてきたのはディープなダブで、マーク・エルネストゥスの作品からキング・タビーやサイエンティストのようなオリジネイターの原理にも触れてきた。こうしたジャンルに夢中になってきた人間としてライヴ・テイクを別のステムとしてレコーディングして、そこにコンソールを通してダブに影響を受けたミックスを施していくのが気に入っているんだ」

リチャード・フィアレスは次のように続けている。「使っている機材にはそれ自体に生命が宿っているようなものもあるんだ。例えば、エフェクトロンのディレイはアーサー・ラッセルが使っていたものなんだ。それ自体がフィードバックして、ラジオの会話のようなサウンドがする。文字通り、機材自体に声があるような感じなんだよ。テープ・ディレイのエコープレックスもテープを一度も交換していなくて、時の流れに新色しているような感じなんだよ。そのテープに録音すると、かつてあったものや過去の人々が滲み出てくるんだ」

新作のトラックリストは以下の通り。

‘Chingola’
‘Lovers’
‘While My Machines Gently Weep’
‘Hazel’
‘Roseville’
‘Róisín Dub(H)’
‘Robin’s Ghost’
‘Your Love’
‘Death Mask’