ザ・キュアーはロバート・スミスの誕生日に際して、昨年リリースされたカムバック・アルバム『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』のリミックス・アルバムをリリースすることを発表している。
ザ・キュアーは2008年発表の『4:13ドリーム』以来、16年ぶりとなる通算14作目のアルバム『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』を昨年リリースしている。2020年の時点でロバート・スミスは2枚のアルバムと1時間分のノイズに取り組んでいることを『NME』に対して明かしていた。
その後、ロバート・スミスは「姉妹作」について「準備できている」としており、「完全にランダムな楽曲」が収録されるもう1枚のアルバムにも取り組んでいることを明かしている。
新作やツアーへの大きな期待が寄せられている中でザ・キュアーは先週から何かの発表があることを予告していたが、今回、ザ・キュアーはロバート・スミスの66歳の誕生日に際して、ウォー・チャイルドへのチャリティとして24トラックが収録された最新作のリミックス・アルバムを6月13日にリリースすることを発表している。
「クリスマスの後に自発的に『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』のリミックス曲が送られてきたんだけど、それを気に入ったんだ」とロバート・スミスは語っている。「ザ・キュアーにはダンス・ミュージックとのカラフルな歴史があって、アルバム全体が他の人によってどのように再解釈されるのか興味があったんだ」
「そうした好奇心の結果、全8曲が24人の素晴らしいアーティストとリミキサーによって絶好のトリップになった。そして、それは望んでいたものを遥かに上回ることになったんだ」
ロバート・スミスは次のように続けている。「このプロジェクトの自分たちに入る印税をウォー・チャイルドに寄付することで、『ミキシズ・オブ・ア・ロスト・ワールド』はよりスペシャルなリリースになったんだ」
リリース発表に合わせて、今回レコード・ストア・デイでリリースされた“Alone”のフォー・テットによるリミックス音源、“I Can Never Say Goodbye”のポール・オークンフォールドによるリミックス音源が公開されている。
『ミキシズ・オブ・ア・ロスト・ワールド』は3枚組LP、3枚組CD、3本組カセットテープ、2枚組LP、2枚組CDといった形態でリリースされる。
3枚組CDのトラックリストは以下の通り。
CD1
1. ‘I CAN NEVER SAY GOODBYE’ (Paul Oakenfold Cinematic Remix)
2. ‘ENDSONG’ (Orbital Remix)
3. ‘DRONE:NODRONE’ (Daniel Avery Remix)
4. ‘ALL I EVER AM’ (meera Remix)
5. ‘A FRAGILE THING’ (Âme Remix)
6. ‘AND NOTHING IS FOREVER’ (Danny Briottet & Rico Conning Remix)
7. ‘WARSONG’ (Daybreakers Remix)
8. ‘ALONE’ (Four Tet Remix)
CD2
1. I CAN NEVER SAY GOODBYE’ (Mental Overdrive Remix)
2. AND NOTHING IS FOREVER’ (Cosmodelica Electric Eden Remix)
3. A FRAGILE THING’ (Sally C Remix)
4. ENDSONG’ (Gregor Tresher Remix)
5. WARSONG’ (Omid 16B Remix)
6. DRONE:NODRONE’ (Anja Schneider Remix)
7. ALONE’ (Shanti Celeste ‘February Blues’ Remix)
8. ALL I EVER AM’ (Mura Masa Remix)
CD3
1. I CAN NEVER SAY GOODBYE’ (Craven Faults Rework)
2. DRONE:NODRONE’ (JoyCut ‘Anti-Gravitational’ Remix)
3. AND NOTHING IS FOREVER’ (Trentemøller Rework)
4. WARSONG’ (Chino Moreno Remix)
5. ALONE’ (Ex-Easter Island Head Remix)
6. ALL I EVER AM’ (65daysofstatic Remix)
7. A FRAGILE THING’ (The Twilight Sad Remix)
8. ENDSONG’ (Mogwai Remix)