ザ・ナショナルのマット・バーニンガーはロサンゼルス公演でレディオヘッドの“Kid A”のカヴァーを披露している。
マット・バーニンガーはアルバム『ゲット・サンク』にグラミー賞受賞プロデューサー兼エンジニアのショーン・オブライエンと共に取り組んだとのことで、メグ・ダフィ、ジュリア・ロウズ、カイル・レズニック、ギャレット・ラング、スターリング・ロウズ、ブッカー・T・ジョーンズ、ハリソン・ウィットフォード、マイク・ブリュワー、そしてザ・ウォークメンのウォルター・マーティンとポール・マルーンといったミュージシャンが参加している。
「長い間、スランプと自己嫌悪に陥っていた。『なぜ自分はこうなのだろう』と自問することにうんざりしたんだ」とマット・バーニンガーは語っている。「私たちの心は小銭や虫なんかがたくさん詰まった井戸のようなものだ。他に何かないか、自分の底を覗き込むのを止められない。でも、時に身動きが取れなくなることもあるんだ」
プレス・リリースでは本作について次のように評されている。「マット・バーニンガーは、勇気を失うことがどのような感覚なのかを熟知しており、『ゲット・サンク』には両親、友人、兄弟、配偶者、元恋人、大学のルームメイト、幼なじみの親友、いとこ、子供たち、そして見知らぬ人たちを含め、その人たちが居なかったら今の自分にはなれなかったという気付きが込められている」
マット・バーニンガーはザ・ナショナルの他にブレント・ノップフと共にエル・ヴァイを結成してアルバムを2015年にリリースしており、2020年にはブッカー・T・ジョーンズがプロデュースを手掛けたソロ・デビュー・アルバム『サーペンタイン・プリズン』をリリースしている。