ラッシュは1984年発表のアルバム『グレイス・アンダー・プレッシャー』のスーパー・デラックス・エディションが3月13日にリリースされることが決定している。
ラッシュにとって通算10作目のスタジオ・アルバムとなった『グレイス・アンダー・プレッシャー』はピーター・ヘンダーソンという新たなプロデューサーを迎えて、プログレッシヴなルーツとラジオ向けの楽曲アレンジを融合させるというサウンドの進化を目指した作品となっている。
アルバムはケベック州モランハイツにある「ル・スタジオ」でレコーディングされた4作目の作品となっており、ポール・ノースフィールドがエンジニアを務め、フランク・オポルコとロベルト・ディ・ジョイアがアシスタントを担当している。
ゲディ・リーは『グレイス・アンダー・プレッシャー』について次のように語っている。「この時の曲作りは、従来とは異なる音楽的領域へと僕らを導いてくれた。キーボードやサンプリングだけではなく、電子ドラムも含む様々な新しいテクノロジーを用いてサウンドスケープを拡張しつつ、コンソール卓に座っていた従来とはまったく異なる作業スタイルを備えた新顔のエンジニアとの信頼関係を築いていったんだ」
スーパー・デラックス・エディションは4CD+Blu-ray、5LP+Blu-ray、デジタル、ドルビーアトモス・デジタル、『ライヴ・イン・トロント1984』の動画配信という5形態でのリリースとなり、4CD+Blu-rayはSHM-CD仕様で輸入国内盤としてリリースされることが決定している。
CD1にはアビイ・ロード・スタジオのショーン・マギーがオリジナル・アナログ・ステレオ・マスター・テープから新たにリマスターを行った、1984年当時のオリジナル・ステレオ・ミックスが収録され、CD2には前作までのプロデューサーを務めてきたテリー・ブラウンがアナログ・マルチ・トラックから新たに制作したステレオ・ミックスが収録されている。
このプロジェクトの実現を図るため、テリー・ブラウンはバンド・メンバーのうち、存命のアレックス・ライフソンとゲディ・リーに直接連絡を取ったという。「アレックスとゲディに、『数曲リミックスさせてほしい。もし君達がそれを気に入ったら、一緒に進めよう』と言って提案したんだ。蓋を開けてみたら、彼らはすごく気に入ってくれたよ」とテリー・ブラウンは語っている。「彼らが胸を躍らせるようなものを提示しなければ、と思ったんだ。それで、オリジナル・アルバムの完全性を維持しつつ、細部の表現をさらに少し追求し、異なるリヴァーブを使用したりして、音の到達範囲をより広げたんだ」
CD3、及びCD4には、1984年9月21日にラッシュがメープルリーフ・ガーデンズで行ったカナダのトロント公演の音源が完全収録される。Blu-rayの映像は上記コンサートの模様を新たに編集・HDリマスターしたもので、音声トラックは48kHz/24ビット ドルビーアトモス、96kHz/24ビット ドルビーTrueHD 5.1、そして96kHz/24ビット PCMステレオという3つのオーディオ・フォーマットで収録される。
また、ボックスセットには特典として特注アクリル製『グレイス・アンダー・プレッシャー』LED発光ディスプレイや、同ツアー・ブックの複製、メープルリーフ・ガーデンズ/トロント公演チケットのレプリカ、『グレイス・アンダー・プレッシャー』ツアーの全エリア・アクセス・バックステージパス、全6頁の報道資料「プレッシャー・リリース」の複製、バンド・メンバー3人のライヴ写真リトグラフ、そしてトロント公演のポスターが同梱される。




























