ドナルド・トランプ大統領はグラミー賞授賞式の司会を務めたトレヴァー・ノアについてジェフリー・エプスタインを巡って「くだらない」冗談を言ったとして訴える可能性を示唆している。
トレヴァー・ノアは現地時間2月1日にロサンゼルスで開催されたグラミー賞授賞式の司会を務めており、全体を通して数々の政治的発言も残している。バッド・バニー、ビリー・アイリッシュ、オリヴィア・ディーンといった受賞者たちもそのスピーチでアメリカ移民関税執行局を批判している。
ドナルド・トランプ大統領も辛辣な批判の的となっており、トレヴァー・ノアは最優秀楽曲賞の発表前に以下のような冗談を飛ばしている。「この賞はドナルド・トランプ大統領がグリーンランドを欲しがるように、どのアーティストも欲しがる賞です。ジェフリー・エプスタインの島がなくなってしまったのですから、ビル・クリントンと一緒に過ごすのに新しい島が必要になるのも納得です」
この発言を受けてドナルド・トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルでトレヴァー・ノアを批判しており、「完全な敗者」だとして「すぐに事実関係をきちんと把握した方がいい」と警告している。
ジェフリー・エプスタインは2019年7月に性的人身売買で逮捕されており、同年8月に獄中で亡くなっているところを発見されている。これは自殺と断定されている。
ドナルド・トランプ大統領とジェフリー・エプスタインの友人関係はよく知られているが、2000年代初頭には終わりを迎えたとされている。ドナルド・トランプ大統領がエプスタイン文書の公開に抵抗したことは前回の選挙公約を覆すもので、大統領自身または側近に関する有害な情報が含まれているのではないかとの憶測が広まっていた。
『ニューヨーク・タイムズ』紙は5,000件以上のファイルで、ドナルド・トランプ大統領、妻のメラニア、フロリダ州にある別荘「マール・アー・ラーゴ」に関する言及が38,000件以上あったことを報じている。ドナルド・トランプ大統領はジェフリー・エプスタインに関連した不正行為はなかったと否定している。
Trevor Noah takes another jab at Donald Trump #Grammys: “Song of the Year — that is a Grammy that every artist wants almost as much as Trump wants Greenland, which makes sense because Epstein’s island is gone, he needs a new one to hang out with Bill Clinton” pic.twitter.com/quUWEpX4NL
— Deadline (@DEADLINE) February 2, 2026
「トレヴァー・ノアは私について不正確なことを言っていて、ビル・クリントンとエプスタイン島で過ごしたと言っている。これは間違いだ。近づいたこともない。今夜、虚偽の名誉毀損的な発言があるまで、フェイク・ニュース・メディアでさえ言っていなかったことだ」とドナルド・トランプ大統領は述べている。
「この哀れで、情けなくて、才能のない、最低なMCを訴えるために弁護士を送ろうかと考えているよ。多額の賠償金を請求してやるんだ」
トレヴァー・ノアはドナルド・トランプ大統領への皮肉を何度も口にするだけでなく、MAGAの支持者、特に最近ドナルド・トランプ大統領のファンになったニッキー・ミナージュに対しても動じずに冗談を飛ばしている。これまで12回グラミー賞にノミネートされながら、一度も受賞したことのないニッキー・ミナージュが授賞式を欠席したのは、まだホワイト・ハウスで「非常に重要な問題について議論している」ためだとトレヴァー・ノアは冗談を口にしている。
“Nicki Minaj is not here, she’s still at the White House with Donald Trump.”
— Trevor Noah at the #GRAMMYs pic.twitter.com/Qynr6qqAV6
— Pop Crave (@PopCrave) February 2, 2026
ドナルド・トランプ大統領はトレヴァー・ノアへの警告として他のテレビ局や司会者たちが彼の法的能力にうまく対応できていないことも指摘している。「ジョージ・ステファノプロスや他の人にどうなったか訊いてみればいい」
「CBSでもいい。準備はいいかい、ノア。楽しませてもらうつもりだ」トレヴァー・ノアはこの投稿に反応を示していない。
ジョージ・ステファノプロスは2024年に名誉毀損訴訟の和解の一環としてドナルド・トランプ大統領が設立する財団と博物館に1500万ドルを支払うことに同意している。
1500万ドルに加えて、ABCニュースとジョージ・ステファノプロスはサウスカロライナ州選出の共和党下院議員ナンシー・メイスに行ったインタヴューについて遺憾の意を表す声明を発表することで合意している。そのインタヴューでジョージ・ステファノプロスは何度も「レイプの責任がある」と発言していた。
ドナルド・トランプ大統領とトレヴァー・ノアの舌戦は米司法省が1月30日にジェフリー・エプスタインに関連する一連の文書を公開したことを受けてのもので、最新の文書ではジェイ・Z、プシャ・T、ハーヴェイ・ワインスタインなどの名前が挙がっている。
今回の公開で約2000本のビデオと約18万点の写真を含む300万ページ以上に上る資料が公開されている。これはジェフリー・エプスタインに関する20年にわたる捜査で収集された情報を公開することを目的としたエプスタイン文書公開法に基づいて公開された一連の資料の最新のものとなっている。
今回の資料は昨年同法が可決されて以来、政府による最大規模の情報開示となる。
『ヴァラエティ』誌によれば、ジェイ・Z、ワインスタイン、プシャ・Tの名前はジェフリー・エプスタインの個人記録や法執行機関によって裏付けられた報告書には記載されていなかった。むしろ3人の名前はジェフリー・エプスタインの捜査の一環としてFBIに提供された情報に含まれていたという。
『NME』ではジェイ・Zとプシャ・Tの担当者にコメントを求めている。




























