Morrissey、The SmithsのSalford Lads Clubで撮影された写真は自身のアイディアだと主張

The Smiths

モリッシーはサルフォード・ラッズ・クラブの外で撮影されたザ・スミスの有名な写真についてアイディアを思いついたのは自分だとして、バンドがラフ・トレードと契約した経緯についてもジョニー・マーの間違いを指摘している。

1985年12月にスティーヴン・ライトによって撮影されたこの有名な写真は名作『ザ・クイーン・イズ・デッド』のインナー・スリーヴに掲載されており、モリッシー、ジョニー・マー、アンディ・ルーク、マイク・ジョイスの4人がクラブの外で特徴的なテラコッタのアーチの下に収まっているものとなっている。

この写真はUKミュージックの歴史において最も広く認知されている写真の一つで、イギリスのナショナル・ポートレート・ギャラリーとマンチェスター・アート・ギャラリーの両方で展示されている。写真は長年、ファンからも愛されてきており、現地に足を運んで写真を再現する聖地となっている。

今回、モリッシーは自身のウェブサイトで写真がザ・スミスによる共同のアイディアだったという説を否定して、自身のアイディアだったと主張している。

「細かいことを気にする人たちのために言っておくと、サルフォード・ラッズ・クラブの外で写真を撮るというのは、ザ・スミスのアイディアでもデザインによるものでもなく、完全に私のアイディアだった。いつものように他の3人は最初はまたモリッシーの無意味な暴挙だと考えていた」

「今では世界中から多くの人々がその場所で写真を撮るためにやってくるので、ザ・スミスのアイディアだと言われているが、そうではなかったし、そうではないし、これからもそういうことではない」とモリッシーは続けている。「もし私がケロッグ(※マンチェスターに最大の工場がある食品会社)の外で写真を撮ることを提案していたら、おそらく他の3人は代わりにそうしていただろう」

写真家のスティーヴン・ライトは昨年『マンチェスター・イヴニング・ニュース』紙に対して同様の趣旨の発言をしており、「サルフォード・ラッズ・クラブに行くというのはモリッシーのアイディアだった」と語っている。写真家として起用されたのは「それまでに様々なライヴで撮影したことがあった」からだったという。

撮影時、スティーヴン・ライトは150ポンドのニコン製カメラで、36枚撮りのフィルム5巻を使ってバンドを撮影している。サルフォード・ラッズ・クラブは写真を使ったTシャツを販売している。

2024年、モリッシーはサルフォード・ラッズ・クラブの閉鎖を防ごうと50000ポンドを寄付したことが明らかになっている。グレーター・マンチェスターに位置するこの建物は経費の上昇と助成金の減少によって閉鎖の危機に直面していた。

サルフォード・ラッズ・クラブで若者支援事業を行っているローラ・スリングスビーは寄付は最初匿名であったものの、後に担当者によってモリッシーからのものであることが明らかになったことも明かしている。「彼は声明を発表することを望んでいませんが、寄付を公にすることは許してくれました」

モリッシーがサルフォード・ラッズ・クラブを支援するのは初めてではなく、2007年には建物の必要なメンテナンスを行うために20000ポンドを寄付している。

サルフォード・ラッズ・クラブはザ・スミスのアートワーク以外でも『ピーキー・ブラインダーズ』、『ラスト・タンゴ・イン・ハリファックス』、『ミセス・ビッグス』、『コールド・フィート』、『ブルー・マーダー』といったドラマや映画にも登場している。

また、モリッシーはバンドがラフ・トレードと契約した経緯についてジョニー・マーの間違いも指摘している。

ジョニー・マーは「ラフ・トレード・レコード創業50周年」を記念して、『ガーディアン』紙のインタヴューに応じたとのことで、記事では「はるか昔、ジョニー・マーとアンディ・ルークでザ・スミスのファースト・レコーディング(“‘Hand in Glove”)を契約交渉のためにラフ・トレード・レコードに持ち込んだ」とされていたという。

モリッシーはこれが「意図的に事実と異なる形になっている」と述べている。「モリッシーとジョニー・マーでラフ・トレードに足を運んだんだ。当時はアンディ・ルークはまだバンドのメンバーになることを決めていなかった」

「ジョニー・マーはこの歪曲を十分に認識しているはずなのに、それでも記事に許可を出した。記事は『ガーディアン』紙という秘密警察によって書かれたもので、モリッシーはザ・スミスの歴史における脚注としてしか触れられておらず、グループ名を考案した結成メンバーとしては一切言及されていなかった」

モリッシーは「ジョニー・マーと『ガーディアン』紙が物語を歪曲しようとどんなに努力しても、真実は常に真実であり続ける」と述べている。「ラフ・トレード・レコードとワーナー・レコードの両社から50周年記念記事はどこにも掲載されないと確約してもらった。まあ、様子を見てみよう」

ザ・スミスはファクトリー・レコードとEMI(マグネット経由)に断られた後、“Hand In Glove”と“Handsome Devil”のライヴ・ヴァージョンを収録したデモ・テープを持ち込んで、ラフ・トレード・レコードと契約している。

ラフ・トレードとシングル1枚の契約を結んで、1983年5月に“Hand In Glove”をシングルとしてリリースすると、ザ・スミスはより広範な契約を結ぶこととなっている。

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