マッシヴ・アタックとトム・ウェイツはコラボレーションによる政治的な楽曲“Boots On The Ground”をリリースしている。
オンラインで予告されていた“Boots On The Ground”は4月16日に正式にリリースされており、マッシヴ・アタックが制作した映像作品と共に公開されている。映像作品は写真家の「thefinaleye」の作品が使われており、「アメリカ移民関税執行局(ICE)の一斉摘発、国内治安部隊の軍事化、そして国家の権威主義」に対するアメリカ史上最大規模の抗議活動の余波を描いたものとなっている。
「2020年5月5日にミネアポリスで起きたジョージ・フロイド殺害事件から、移民コミュニティに対するICEの一斉摘発、そして移民を守ろうとした市民の殺害に至るまで」と映像の冒頭では表示されている。「国家による残忍な抗議活動の弾圧から、約3万3000人の退役軍人を含むアメリカのホームレス問題の現実まで」
映像はアメリカ移民関税執行局によって命を落とした人々の名前を表示して、抗議活動に対する抑圧的な報復の影響について詳述する形で締めくくられている。
“Boots On The Ground”はこちらから。
この曲はトム・ウェイツにとって2011年発表のアルバム『バッド・アズ・ミー』以来のリリースとなっていて、息子のケイシーも追加ヴォーカルで参加している。楽曲は膝で首を押さえつけられた人々の荒い息遣いで幕を開け、マッシヴ・アタックがトム・ウェイツの歌声の下に陰鬱で繊細なサウンドスケープを重ね、私たちの置かれている状況を悪夢のように映し出すものとなっている。
“Boots On The Ground”はトム・ウェイツによる「ユーモラスで皮肉なスポークンワード作品」だという“The Fly”をB面に収録した限定アナログ盤もリリースされる。
「トム・ウェイツのように偉大さ、独創性、そして品格を兼ね備えたアーティストとコラボレーションできたことはキャリアにおいても光栄なことです」とマッシヴ・アタックは述べている。「西半球では国家の権威主義と警察の軍事化が再び政治のネオファシズムと結びつきつつあります」
「アメリカの非常事態や国内外で目にしてきた無情な行為と見捨てられた精神の鼓動がこの曲には宿っています」
トム・ウェイツはマッシヴ・アタックとのコラボレーションについて「何年も前に」応じていたことを明かしている。
「当時の時点で彼らに“Boots On The Ground”を送っていたんだ」とトム・ウェイツは述べている。「リリースまで長くかかったことはまったく気にならなかった。今日の状況において、人類のあらゆる過去においても、この曲が時代遅れになることは決してないだろう。人間の失態と愚行はハエたちにとってはごちそうだ。だから、マッシヴ・アタックの今度の12インチではB面に羽のある厄介者への賛辞となる“The Fly”が収録されるんだ」




























