クリームは1968年発表のアルバム『クリームの素晴らしき世界』の5CDエディションが6月12日にリリースされることが決定している。
クリームは1968年6月14日にサード・アルバム『クリームの素晴らしき世界』をリリースしたが、その26日後に解散することを発表している。
今回の5CDエディションには数十年のあいだ紛失したと考えられていたオリジナルのモノ音源が初収録されるほか、収録曲のアウトテイク、別ミックス、ライヴ音源、そして新たに修復されたアルバムのステレオ・ヴァージョンも収録されるという。
1968年の制作時、同作にはHaeco-CSGの処理が施されていたが、この修復ヴァージョンではオリジナル版のステレオの音像をぼやけさせていたその処理の影響が除去されている。Haeco-CSGシステムは、ステレオ音源にモノラルの再生機器との完全な互換性を持たせるためのものだが、ステレオの音像を”ぼやけさせてしまう”という不都合な副作用もあった。
また、プロデューサー/マルチ・プレイヤーのフェリックス・パパラルディが所有していた参照用テープの音源も収録される。60年代中期、フェリックス・パパラルディと妻のゲイルは、ニューヨークはグリニッジ・ヴィレッジのマクドゥーガル・アリーにあるキャリッジ・ハウスに住み始めた。そこは、後にエレクトリック・レディ・スタジオが設立される場所のすぐそばだったという。70年代前半になって夫妻はそこから引っ越したが、その際に彼らはビニール袋に入った数百本のオープン・リール・テープを忘れていった。だが、幸いにも、この貴重な品はその物件の大家だった女性により保管された。
その袋にはフェリックス・パパラルディがプロデュースしていたヤングブラッズのテープのほか、クリームとの重要な仕事のテープも含まれていた。その後、時は流れて今から20年ほど前、コア・ヨーズというベテランのコレクターがクリームのテープの話を聞きつけ、それらを入手して、その後、リイシューに向けてテープを買い取る準備が整えられることになったという。
























