TOMORA at FUJI ROCK FESTIVAL’26 7/25 WHITE STAGE レポート

TOMORA

2026年7月25日(土)のフジロックフェスティバルにおいて、最も高い注目を集めたアクトの一つが、WHITE STAGEのヘッドライナーを務めたTOMORA(トモーラ)です。
UKのエレクトロニック・ミュージック界の巨頭ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズと、北欧ノルウェーが誇る唯一無二の歌姫オーロラ(AURORA)。
この世界的トップクリエイター2人による革新的な新プロジェクト が、日本の地、そして苗場の森でついにそのベールを脱いだ。

TOMORA

ステージ上に現れたのは、無数のモジュラーシンセサイザーやサンプラー、機材の要塞に囲まれたトム・ローランズ。
そして、まるで森の妖精、あるいは未来から来た預言者のような純白の衣装をまとったオーロラです。
サポートボーカルにはノルウェーの実力派シンガー、アマリー・ホルト・クレイヴェ(Amalie Holt Kleive)が加わり、厚みのあるコーラスラインを構築していた。

TOMORA

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始まった瞬間、ホワイトステージのスピーカーから放たれたのは、ケミカル・ブラザーズ譲りの重厚で容赦のない「圧倒的なベースサウンドと爆音の音圧」だった。
地面を激しく揺らすエレクトロ・ビートに対し、オーロラのヴォーカルはどこまでもクリアで神秘的。
強烈な電子音の壁を鋭く突き抜けてオーディエンスの耳へと届くその声量と表現力は、集まったクラウドを一瞬で金縛りにするほどの説得力を持っていた。

TOMORA

音楽だけでなく、視覚演出も極めて未来的で、トムの鳴らす攻撃的なビートとシンクロし、明滅するストロボライトとサイケデリックなサイバーグラフィックスが、夜の苗場の木々を不気味かつ美しく照らし出します。オーロラはステージ上を時に激しく、時に優雅に舞い踊り、その一挙手一投足に観客の視線が釘付けとなりました。

TOMORA

ライブ中盤の6曲目には、SNSでも瞬く間に拡散された「SOMEWHERE ELSE」が披露され、ホワイトステージのボルテージは最高潮に。
さらに、先行公開され話題を呼んでいたデビュー作からの大作「IN A MINUTE」のディープなテクノ・セクションでは、完全にホワイトステージ全体が巨大な屋外メガクラブへと変貌。
全12曲、約73分にわたるノンストップの電子音楽絵巻は、完璧なカタルシスとともに幕を閉じました。

TOMORA

TOMORA

1.INTRO (ECSTASY OF SOUND)
2.RING THE ALARM
3.COME CLOSER
4.MY BABY
5.DEEP BLUE
6.SOMEWHERE ELSE
7.THE THING
8.NIGHT OWL
9.IN A MINUTE
10.SILENT STORM
11.RUNNING WILD
12.OUTRO (THE LAST DANCE)

text & photo Atsushi Tsuji

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