安室奈美恵引退までの1年間を追った密着ドキュメンタリー「Documentary of Namie Amuro “Finally”」が9月29日(土)よりHuluで独占配信される。
いよいよ最終回となるエピソード13では、引退前夜の9月15日(土)に沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われた、「WE(ハート)NAMIE HANABI SHOW 前夜祭 ~ I(ハート)OKINAWA/I(ハート)MUSIC supported by セブン-イレブン」のライブ映像の完全版を2時間たっぷりお届け。この日のライブには平井堅、BEGIN、MONGOL800などの豪華アーティストに加え、山下智久もサプライズ登場し会場を沸かせた。
さらに、ラストライブの裏側、引退当日9月16日(日)の花火ショー「WE(ハート)NAMIE HANABI SHOW supported by セブン-イレブン」を浴衣姿で観賞した様子を、引退1カ月前からの密着取材と合わせて放送。これが本当に見納めとなる、ライブ映像と密着ドキュメンタリー映像の”最後の2日間”を余すところなく、豪華2本立てで配信する。(※配信開始時間は未定。※山下智久とのコラボ映像は2週間限定配信)
<ラストライブ編>
安室奈美恵が最後の舞台に選んだのは、故郷の沖縄。会場はわずか3500席というプラチナチケットとなった。平井堅、BEGIN、MONGOL800などがフェス形式で、安室の門出を盛り上げた。それぞれ自身のヒット曲に、安室の楽曲カバーも含め、まさに新たな旅立ちの日にふさわしいセットリストでライブは彩られた。各アーティストは”安室愛”たっぷりのMCを織り交ぜ、会場は大きな感動に。
3組のアーティストのライブ後、いよいよ安室が登場。これが正真正銘、”安室奈美恵の最後のステージ”。会場中割れんばかりの大歓声の中、1曲目は『Hope』からスタートし、冒頭から会場を煽っていく。2曲目の『Showtime』は、ミュージックビデオの安室の衣装を真似したファンが会場内外にたくさん溢れるほど、衣装の注目度も高かった曲。サビに入る前のお馴染みのカウントでは、会場中が一体となり「最後の掛け声」をあげていた。そしてこれまでのライブでは決して見ることができなかった、アーティスト達との夢のコラボレーションへ。事前告知無しで山下智久もサプライズで登場。安室とのコラボ曲『UNUSUAL』を披露し、2人でポーズを決めると、大きな歓声が沸きあがった。
最後の最後までサプライズ演出満載でライブは終盤へ。ファイナルツアーで感動のメッセージが出現した『Do It For Love』では、安室がこの日に伝えたい感謝の言葉がモニターに出現。そして最後の曲『How do you feel now?』と続き、ついに平成の歌姫・安室奈美恵のラストライブが幕を閉じた。
<ドキュメンタリー編>
9月16日(日)花火ショーが終わり、ダンサー達と浴衣姿で記念撮影しているシーンからドキュメンタリー編はスタート。これが、1年間に渡る密着取材の最後の撮影となった。
安室は8月21日(火)namie amuro Final Spaceの大阪会場をおしのび訪問している。衣装を見ながらその時々のこだわり、早着替えエピソードなど当時を回想しながら自身の歴史を楽しげに振り返っていく。2012年のミュージックビデオ衣装を見て、「この時ちょっと丸くなったね。と言われた時期です。」と笑い「初めてファンクラブの人達に協力してもらって作ったミュージックビデオです。」と、次々と思い出が蘇ってくる様子。すると突然、『Showtime』のミュージックビデオの衣装を見て大爆笑する安室。ミュージックビデオでは、ツインテールの安室が登場しますが、展示されている衣装はマネキンのため、坊主頭にリボンをつけている状態に「一升瓶と、ほっぺピンクが似合いそう。」と楽しそうにツッコミを入れていく。
翌22日(水)には、namie amuro Final Spaceの東京会場を訪問。「25 THANK YOU I(ハート)FAN!」の巨大セットの苦労話や、ローラースケートを履いてダンスするミュージックビデオをどうしてもやりたかった理由などを熱く語っている。
9月3日(月)民放ラジオ101局特別番組「WE LOVE RADIO,WE LOVE AMURO NAMIE」の収録現場に密着。これは、事前に募集した日本全国のリスナーの思いを安室本人に直接届ける特別番組で、101のAMFMラジオで放送された。前向きになれた。というファンからのメッセージに対して、「嬉しく、光栄です。」と話し、『Get Myself Back』や『Baby Don’t Cry』の楽曲についての思いを語っている。また、「経験が増えてくる分、歌う年によって曲の解釈が異なってくる。」と説明。「SWEET 19 BLUESは若い子たちに大丈夫だよ。という気持ちで歌っているが、19歳の時に歌っていたのは、リアルな19歳の私。人のことを考えられる状況ではなかった。色褪せないで、曲も一緒に成長してきている。と感じる」とこれまでの曲と自身の歩みを振り返っている。ラジオリスナーに対してのメッセージでは、「辛いときもあったけど、頑張ってきてよかった。これからもたくさんいい楽曲に出会って欲しいと思う。」と締めくくり、最後のラジオ出演を終えた。
9月12日(火)那覇の街中も安室一色に染まって、いよいよその時が近づいていることを実感する。ファンの思いを届けるプロジェクト「#ALLFOR916」のトラックも沖縄に到着。安室も直接そのトラックを見に行き、感謝の思いを込めてサインを書き記した。
9月13日(木)から、いよいよ沖縄ラストライブのリハーサル。細かい立ち位置やコラボアーティストとのリハーサルが行われた。9月15日(土)本番前、「アーティストさんにもこのイベントに参加してよかったと思ってもらえるようにがんばりたい。」と終始緊張している様子をカメラがとらえている。最後の円陣からステージに向かうまでの臨場感あふれるバックステージの一部始終、そしてライブが終わりステージを降りた後の安室の安堵の表情。「なぜ最後をフェスにしたのか?」という理由と、音楽に対する純粋な思いもコメントしている。ライブ後、ささやかに開催された打ち上げの貴重な映像も合わせて放送する。
引退当日9月16日(日)に行われた花火ショー「WE(ハート)NAMIE HANABI SHOW supported by セブン-イレブン」では、3万人のファンが会場につめかけた。安室自身もデビュー以来初めてとなる浴衣姿で花火を観賞。自分の曲に乗せて豪華な花火が次々とあがると、手拍子や歓声を上げ大興奮し、自分のライブを見るかのように歌を口ずさみ、そして『Finally』の曲が流れると大粒の涙を流し、安室の最後の1日は幕を閉じた。
そして、このドキュメンタリー最後の映像は、那覇から船で向かうナガンヌ島という、1.7kmの細長くサンゴ礁に囲まれた無人島で撮影された。引退の喧騒が全く感じられないこの場所で、沖縄の夕日に照らされた砂浜を歩く、安室の姿が、1年間に渡る「Documentary of Namie Amuro “Finally”」のラストシーンとなる。