セドリック・ビクスラー・ザヴァラはザ・マーズ・ヴォルタの再結成についてさらに発言している。
2001年に結成されたザ・マーズ・ヴォルタは、6枚のスタジオ・アルバムをリリースした後で結成メンバーのセドリック・ビクスラー・ザヴァラとオマー・ロドリゲス・ロペスの確執が原因で2013年に解散している。
多くのファンがザ・マーズ・ヴォルタの将来的な再結成を待ち望んでいる中、オマー・ロドリゲス・ロペスは2016年に「いずれは」ザ・マーズ・ヴォルタをやることになるだろうと語っている。一方で、セドリック・ビクスラー・ザヴァラも2018年にバンドの再結成を示唆していた。
先日、セドリック・ビクスラー・ザヴァラはファンが「ザ・マーズ・ヴォルタに新しいチャプターが加わることを夢見ている」とツイートしたのに対して、「それは実現するよ」と応じていた。
また、セドリック・ビクスラー・ザヴァラは先日、ザ・マーズ・ヴォルタとしてスタジオに入ったことも示唆しており、次のようにツイートしている。「今はキッチンで変化球を投げるための新たな方法を模索しているところなんだ」とセドリック・ビクスラー・ザヴァラはバンドのファースト・アルバム『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』によるツアーを行う可能性はあるかという質問に対し、現在は削除されているツイートで返信している。
今回、セドリック・ビクスラー・ザヴァラはザ・マーズ・ヴォルタの再結成に関するさらなる情報を明かしており、現在は削除されているツイートでその詳細について綴っている。
「『お気に入りのメンバーによるラインナップ』で『クラシックなアルバム』を全編演奏するようなものにはならないということは言えるよ」と彼は述べている。「もしかしたら古い曲も演奏するかもしれないけど、僕たちがどう思うかなんて誰にも分からないからね。僕らは過去の活動においても、リクエストされた曲を演奏したり、過去に一直線に向かうようなことはしなかったということを思い出してほしいんだ」
「新しいものだよ。新しい人々による、予測外の変化であり、これまでとは違う、マジパンのような夢物語であり、チュロスたちの願いなんだ。オマー・ロドリゲス・ロペスが新しい音楽をかけた時には、涙を流してしまったよ。映画『ロミオとジュリエット』のクレア・デインズのようにね」
セドリック・ビクスラー・ザヴァラは次のように続けている。「すごく奇妙だったね。今は音楽にとって幼年期にあるんだ。締め切りは定めていないし、薬物でハイになったりもしていない。何らドラマは起きていないし、単に二人の大人の男たちが、エッセンシャル・オイルや大胆な香りの新しい香水を使いながらアイディアを出し合って、芝生の中をお尻で移動しながら虫を駆除しようとしているに過ぎないんだ」
セドリック・ビクスラー・ザヴァラはまた、ザ・マーズ・ヴォルタのバック・カタログが再発されることも明かしており、次のように綴っている。「バック・カタログもリリースされるよ。ユニバーサルが数年前に出したふざけたブートレグとは違う、クオリティの高いものがね」
ザ・マーズ・ヴォルタの最後のスタジオ・アルバムは2012年の『ノクターニキット』となっている。一方で、長年のコラボレーター同士であるセドリック・ビクスラー・ザヴァラとオマー・ロドリゲス・ロペスの確執は2014年に解消しており、2人は新バンドとなるアンテマスクを結成している。また、2人はザ・マーズ・ヴォルタの前進バンドであるアット・ザ・ドライヴインとして2017年に新作をリリースしている。