FUJI ROCK FESTIVAL 2019 出演アーティスト解説 vol.2【FIELD OF HEAVEN特集】

7月26日から3日間にわたって新潟・湯沢町の苗場スキー場で開催される『FUJI ROCK FESTIVAL ’19』の開催まで約1ヶ月となりました!

出演アーティストも続々と発表され、「どのアーティストを観に行こうか?」と嬉しい悩みもFUJI ROCK FESTIVALならではですよね。

今回は編集部がオススメするアーティストをご紹介していきますので、是非きっかけの1つになれば幸いです。

THE LUMINEERS

アメリカ・コロラド州デンバー出身の5人組のフォークロックバンド。

2011年、自主制作したEPと、自らブッキングしたツアーが成果を生み、アメリカ西部から東海岸へとその人気を徐々に獲得していき、2012年にデビューアルバム『the Lumineers』をリリースすると、これがいきなり全米2位の大ヒットで一気に注目を集める。

2014年にはフジロックで初来日をし、観客たちを唸らせる演奏をグリーンステージ、およびフィールドオブヘブンで見せてくれました。

2016年に2ndアルバム『Cleopatra』を満を持してリリース。

これが全米全英一位の快挙を成し遂げ、一気に世界的フォークロックバンドとなりました。

2017年に再度来日しライブは大盛況に、2019年はフジロックに5年ぶりに出演。

Ho Hey

「Ho, Hey」と掛け声を言いたくなるような、明るくなれるメロディーが特徴です。

かなりのライヴ映えで、歌詞は陽気でロマンティックな失恋ソングです。

Stubborn Love

美しいストリングスとアコースティックギターのユニゾンから始まり、のびやかなメロディとボーカルが、聴いていて非常に心地よいです。

ところどころ入るコーラスが風情を増していてます。

Submarines

鍵盤とドラムのビートにのせて、コミカルに潜水艦についてを歌っているカワイイ曲です。

こういったお茶目なところがあるのも、ルミニアーズの魅力。

Sleep on the Floor

終始侘しい雰囲気で進行する曲。

まるで自分の生い立ちを静かに歌っているかのようです。

こういった叙事詩的なフォークも魅力の1つです。

OAU (OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)

OAU (OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)は、2005年に結成された。

メンバーは、BRAHMANでもあるTOSHI-LOW、KOHKI、MAKOTO、RONZIの4人に加え、スコットランド系アメリカ人のヴォーカリスト兼ヴァイオリニストのMARTIN、パーカッション奏者のKAKUEIという6人で構成されている。

きっかけは、TOSHI-LOWとMARTINの出会い。

バンドメンバーを探したところ、結果的にBRAHMANが全員参加することになったそうだ。

2005年9月に下北沢440というライヴハウスでデビュー・ライヴを行い、2006年7月には、初のアルバム『OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND』を発表し、本格的にバンドとしてのデビューを果たした。

アコースティックにこだわったサウンドの質感はもちろんだが、BRAHMANとも共通する民族的な響きを効果的に取り入れ、他では聴けない個性的な音楽を提示。

また、この年にはFUJI ROCK FESTIVALやROCK IN JAPANといった夏フェスにも出演し、その存在感を見せつけることとなった。

2019年4月より、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND から「OAU」に表記を変更。

夢の跡

ギターの音色やハーモニーは優しくもありどこか悲しげで、聴く人によってその情景はそれぞれの夢の跡となるような、余情的楽曲。

メロディやリズム、音色から受けるものは、悲しみや無力さ、切なさというものが根底にあって

その上に在る美しさを表現しているような楽曲です。

帰り道

“先回りして 君を待ってる”、という歌詞で始まる「帰り道」。

君を待たせるのではなく、君がいつ来てもいいように先回りして待っていたい。

歌い出しから、作品の主人公たちの想いを見事に汲み取っている。

音数もできる限り削ぎ落とし、残されたサウンドを繊細かつ豊かに響かせ、ギターのアルペジオを中心に展開されていく。

この曲で歌われている全部が、どこにでも転がっていそうな日常の出来事だが、実はそれがどんなことよりも尊いものであるのだと、ふと気付かされる。

KHRUANGBIN

Bonobo や Father John Misty に愛される安息のミッドナイト・ファンク・ワールド。人気コンピのレーベル Late Night Tales がアーティスト契約した、テキサスをベースに活動する注目のトリオ。

メロウ・グルーヴ・マスターとして人気を博す Bonobo に見いだされたのをきっかけに、60~70年代のタイ音楽や東南アジアのポップ・ミュージックに影響を受けたメロウでエキゾなソウル~ファンク・サウンドが瞬く間に評判を呼び、デビュー・アルバムのリリース以降は Father John Misty がツアーの前座に指名し、グラストンベリーやSXSWなど大型音楽フェスにも出演。

KHRUANGBINの楽曲制作法は、まずドラムのJohnsonがHip-Hopのドラムループ(主にブレイクビーツ)を作り、Leeに送ります。

そこにLeeがベースラインを乗せ、さらにSpeerがギターを加え、Johnsonに送り返します。

Johnsonはベースとギターが入った音源を聞き、ドラムパターンを作り変えます。そこでやっと3人がテキサスの物置小屋に集まり一緒に演奏・アレンジをするそうです。

Friday Morning

百戦錬磨のライブで培ったアグレッシヴなファンク・サウンドを披露しながら、本編では相変わらずディープ・チルでオーガニックな激ユルほっこりグルーヴを究めに極めた本作。

紅一点の美人ベーシスト、ローラ・リーによるまろやかで芯のあるベースラインとドナルド”DJ”ジョンソンのドライでタイトなドラミング、AOR~ソフト・ロックからハワイアンまで飲み込んだマーク・スピアーのロマンチックなギター・プレイ!

真夜中の至福の時間を約束する楽曲だ。

Como Me Quieres

セカンドアルバム『Con Todo El Mundo』から、冒頭を飾る「Como Me Quieres」のアニメーションビデオも公開されています。

バンド名だけでなく、音楽もタイからの影響が見られ、60-70年代タイ・ファンクの文脈で語られることが多いです。

しかし実際にはタイだけでなく、世界の様々な音楽のエッセンスが入っています。ファンク、サイケロック、中東音楽、ヒップホップ、etc…

ドラムのJohnsonは2人組Hip-Hopプロダクション・ユニットBeanz N Kornbreadの一員でもあり、先日夭逝したラッパーMac Millerなどの楽曲をプロデュースしています。

MATADOR! SOUL SOUNDS

ザ・ニュー・マスターサウンズのエディ・ロバーツ(g)とソウライヴのアラン・エヴァンス(ds,vo)を中心としたソウル・バンド。

メンバーはロバーツ、エヴァンスのほか、ケヴィン・スコット(b)、クリス・シュピース(key)、アドリオン・デ・レオン(vo)、キンバリー・ドーソン(vo)によって構成。

60年代後半のソウル・ジャズからミーターズ直結のサウンドまでを融合させたジャズ・ファンク作風が特色。2018年に『ゲット・レディ』でアルバム・デビュー。

Get Ready

イントロの「One,two,three!」というアランのカウントからカッコイイ、オーセンティックなファンクの曲です。

エディ・ロバーツのワウギターとオルガンのメロディーがユニゾンで鳴っていて、絶妙な楽曲センスが光ります。

女性ボーカル2名とアラン・エヴァンスによるコーラスもファンキーです。

Mr Handsome

まるでMETERSの曲の様な、オルガンのメロディーが印象的なインスト曲です。

バンドのテイストを知る同士が、お互いの持ち味を引き出し合うような痛快さがある楽曲です。

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