7月26日から3日間にわたって新潟・湯沢町の苗場スキー場で開催される『FUJI ROCK FESTIVAL ’19』の開催まで約1週間となりました!
出演アーティストも続々と発表され、「どのアーティストを観に行こうか?」と嬉しい悩みもFUJI ROCK FESTIVALならではですよね。
今回は編集部がオススメするアーティストをご紹介していきますので、是非きっかけの1つになれば幸いです。
THE CHEMICAL BROTHERS
2019年4月12日に原点回帰ともいわれるアルバム『No Geography』を発売したばかり。
今年はマンチェスターの大学でトムとエドが出会ってから丸30年。
意気投合した二人はクラブに通い詰め、酔っぱらいドラッグにぶっ飛んだりしながら、当時盛り上がっていたアシッド・ハウス・ムーヴメントに強く影響を受けた。
その後、二人はThe 237 Turbo Nuttersという名義でDJ活動を開始し、楽曲の制作をスタート。
その中で、Dust Brothers名義で制作した「Song To Siren」がアンドリュー・ウェザオールが気に入ったことで、当時人気のダンス・レーベル、Junior Boys Ownよりリリースが決定。
大きな注目を集めるようになる。途中エドが学術研究のため、ツアーから外れることはあったが、The Chemical Brothersの基本的な活動は30年経った今も変わらず続いている。
The Chemical Brothersはこれまで9枚のアルバムをリリースしているが、ファースト・アルバム『Exit Planet Dust』と映像作品と共にリリースされるという実験的な形態だった『Further』を除いた全ての作品でUK No.1を獲得している。
これは同世代のバンドだとThe Prodigy(1stアルバム以外の全ての作品がUK No.1)に匹敵する偉大な記録になっており、また、彼らのキャリアが常に現役のアーティストとして評価されている証明とも言えるだろう。
サウンド面でも常にフレッシュなフィーリングを模索している彼らだが、チャートの結果がしっかり伴ってきているのは、彼らが未だ現役のトップランナーであることを証明しているのではないだろうか。
SIA
19億回以上も再生されている『Chandelier(シャンデリア) 』
心身ともに疲れ果てたどん底から這い上がって創ったのが「Chandelier」だ。
SIAのハスキー掛かったパワフルな歌声が張り詰めた空気を切り裂き、そのドラマティックな世界感に、聴く者全てがしびれた。
2017年9月から、クリスチャン・ディオールの香水のCMに使われた事でも有名である。
その詩の内容は重い。それまで楽曲提供して来たビッグスター達を天井で光り輝くシャンデリアに例え、そのシャンデリアにぶら下がるという表現もある。
そしてサビの「1,2,3 drink」のリフレインは、アルコール依存の例えだと解釈されている。
そんなオーストラリア/アデレイド出身のシンガー・ソングライター。
1997年にソロ・アーティストとしてデビューし、アルコール依存症や処方薬への依存症、双極性障害などに苦しみ、一時アーティストとして活動を休止したものの、近年ではリアーナ、ビヨンセ、ケイティ・ペリー、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、カーリー・レイ・ジェプセンなど、数多くのトップ・アーティストの楽曲を手掛ける、ポップス界における最も重要なソングライターとして活躍。
「有名になりたくない」というポリシーのもと、顔を一切公表しないというそのエキセントリックなプロモーションの数々も大きな話題を呼び、メディアのスポットライトを浴びることを嫌う、“スターになりたくないポップスター”でありながら、最も成功しているアーティストのうちの一人として、大センセーションを巻き起こした。