2019年7月24日に発売される相対性理論 初のライブアルバム「調べる相対性理論」のアートワーク、収録曲、特典画像が発表された。
ジャケットは、これまでの相対性理論作品と同様にやくしまるえつこによるドローイングを用いたアートワーク。
相対性理論のライブ特有の異次元的・異空間的な世界が表現されている。
相対性理論の活動当初よりその動向を追い続けている編集者・批評家の松村正人をして「ひとつの高みに達しようとしている。現在の相対性理論の演奏の場には特異なものがある」と賞される近年の相対性理論。
ライブアルバム「調べる相対性理論」には、日本武道館公演『八角形』以降の「いつか・どこか」の時空から厳選を重ねた10曲を収録。収録曲は、
1. ウルトラソーダ
2. キッズ・ノーリターン
3. ミス・パラレルワールド
4. 弁天様はスピリチュア
5. ペペロンチーノ・キャンディ
6. LOVEずっきゅん
7. 天地創造SOS
8. NEO-FUTURE
9. わたしは人類
10. FLASHBACK
やくしまるがバイオテクノロジーを用いて制作し世界最大の国際科学芸術賞・アルスエレクトロニカ STARTS PRIZE グランプリを受賞した楽曲『わたしは人類』の8分以上に及ぶライブバージョンや、『わたしは人類』同様にライブのクライマックス曲としてお馴染みの『FLASHBACK』、ストリングスを交えた演奏が大反響を呼んだ『弁天様はスピリチュア』など、ライブ版の音源化が熱望されていた数々の楽曲が、待望の初音源化。
唯一無二の歌声と世界観、オリジナル楽器や即興も駆使したスペーシーなグルーヴから轟音フィードバックまで、ポップミュージックを軸としながらも他に類を見ない圧倒的なアンサンブルを聞かせる近年の相対性理論のライブ、特に日本武道館公演『八角形』以降は、ライブアルバムリリースの要望が数多く寄せられていた。
フィッシュマンズでも名高いzAkが長年に渡りライブPAを担当。ライブRECを盟友エンジニア・米津裕二郎、ライブMIXを米津裕二郎&相対性理論が担当している。マスタリングはビョークやシガーロスらも手がける名匠テッド・ジェンセン。
本作「調べる相対性理論」はCDに加え、高音質45回転重量盤12インチアナログレコードでも発売が発表されていたが、さらなる音質向上のためアナログレコードの組み枚数が2枚組から3枚組に増加。
高音質45回転重量盤12インチアナログレコード3枚組仕様で発売される。
さらに、これまでも武道館公演やフジロックなどでやくしまるえつこの数々のオリジナル衣装制作やコラボレーションを行い、ケンドリック・ラマーらも衣装として着用するなど世界中から注目を集めるファッションブランド「FACETASM」との限定コラボTシャツがセットになった数量限定の特別版BOXも発売。
Tシャツはワンサイズ(Lサイズ相当)で、CDとアナログでそれぞれプリントカラーが異なる。
「調べる相対性理論」先着購入者特典『相対性理論 限定缶バッジ』(法人別・全3種)の画像も公開。
『相対性理論 限定缶バッジ』および『FACETASMコラボTシャツ付き特別版BOX』は数量限定となるため、確実に手に入れたい方は予約を急ごう。
「彼らの演奏はいまひとつの高みに達しようとしている。
たがいに支え合いつつも、個々のミュージシャンシップを遺憾なく発揮するこのごろの相対性理論のライヴほど足を運ぶ価値があるものはそうはないと私はもうしあげたい。
あくまでバンド形態でありながら個々のメンバーの音楽性を活かすとともに最大公約数的なポップを担保する。ただしその中心にいるやくしまるえつこは素数のように剰余がない。いや剰余がないどころか剰余そのものなのにそれ自体でしかわりきれない――などと、胡乱な喩えをふりまわしたくなるほど、現在の相対性理論の演奏の場には特異なものがある。」
松村正人(編集者・批評家)