ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンはアクセル・ローズが勤勉になった様子を隣で見ていた印象について語っている。
かつてはコンサートに何時間も遅刻したことで知られるフロントマンのアクセル・ローズだが、ガンズ・アンド・ローゼズは2016年4月にクラシック・ラインナップを含めた編成で再結成をして、159公演におよぶ2年半の「ノット・イン・ディス・ライフタイム」ツアーを行っている。
ラジオ局「Q104.3」のジム・カーによる番組に出演したダフ・マッケイガンはアクセル・ローズの近年の職業倫理について語っている。
「彼には言葉も出ないよ。俺の知ってる限りのことを話すけどさ……自分が見たこと、それによって自分も熱心に仕事に取り組もうと思ったことについてね。彼の職業倫理は……まさにアニマルなんだ。彼はジムに通っているんだけどさ。公演の1時間半前からヴォーカルのウォーム・アップを始めるんだ。俺たちは3時間半もの長さの公演をやるわけでさ。彼はツアー公演の序盤に足を骨折したわけだけど、でも、なんとかして公演をやり遂げねばならなかったんだ。彼は『止めよう』なんて言わなかった。『続けよう。座りながら歌うさ』ってね。シンガーにとって、座りながら歌うことがどれほど大変かなんて見当すら付かないさ。彼は1時間半のウォーム・アップを経て、公演をこなして、1時間半ウォーム・ダウンをするって感じだったよ」
「俺なんかはすでにベッドで本を読んでるっていうのにさ……やり尽くしたって感じでね。それでも彼はなおウォーム・ダウンを続けるんだ。彼の声がよく聞こえていたよ。それに奮い立たせられるね。俺も起きて、ジムに行って、早朝からベースを弾くようにした。ヴォーカルのウォーム・アップもしているんだ……今回のツアーで彼とスラッシュを見て、自分たちがいかに仕事熱心なのかを痛感したよ。それに、昔、いかに熱心に仕事していたのかを思い出したんだ」
先日、ダフ・マッケイガンはフロントマンであるアクセル・ローズの政治的な発言にも触れて賛辞を寄せている。
ダフ・マッケイガンは米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューに応じて、ドナルド・トランプを度々批判するなど、アクセル・ローズがツイッターで政治的な発言をしていることについて語っている。
「彼がツイッターで何かを言っている時には、それについてきちんと考えているということなんだ」とダフ・マッケイガンは語っている。「彼はそれに付随する物語をあらゆる角度から知っているよ。もし誰かが彼に議論を挑もうものなら、それが誰であれ打ちのめされることになる。アクセルは多くのことを経験してきたわけでね、彼は適切な言葉遣いできるし、博識な人なんだ。自分の国に関心を持っているんだよ」