テイラー・スウィフトはLGBTQ+コミュニティへの支持について明言し、さらに続けていくことを明かしている。
米『ヴォーグ』誌の9月号に掲載された様々な話題に及んだインタヴューの中で、テイラー・スウィフトは“You Need To Calm Down”のミュージック・ビデオでLGBTQ+コミュニティへの支持を公言したことが狡猾だったのではないかとする批判に言及している。「身体的な性別と自身の性認識が一致しているストレートな白人男性以外の全員が権利を剥奪されているのよ。自分の属していないコミュニティを応援できるということを最近まで私は分かっていなかったの」
テイラー・スウィフトは親友でゲイのエンタテイナーであるトドリック・ホールに現在の姿勢をとるよう説得された逸話を明かしている。「1年か2年前かな。トドリックと私が車にいたんだけど、彼に訊かれたの。『自分の息子がゲイだったら、どうする?』ってね」
テイラー・スウィフトは次のように答えたという。「私の息子がゲイだったら彼はゲイよ。質問が理解できないわ」
トドリック・ホールの率直な質問が自分の公な場での姿勢について見直すことを迫られたとテイラー・スウィフトは続けている。「彼が尋ねなければならなかったという事実にショックを受けたし、はっきりと声高に自分の姿勢を明らかにしなきゃいけないと気づくことになったの」と彼女は語っている。トドリック・ホールのような迷いを持っているLGBTQ+コミュニティの人がいることを知って「打ちのめされた」とテイラー・スウィフトは続けている。
テイラー・スウィフトはプライド運動への支持を「公にする」ことが微妙な問題であることに気づいたことにも触れている。「自分を傷つける過ちを犯してしまうなんじゃないかという恐怖なしに、公にする方法を見つけることは大変だったわ。というのも、私が過ちを犯すと大変なことになってしまうから。世界各地に反響を起こしてしまうわけでしょ。クリックベイトとかね。でも、それも私の人生における物語の一部だし、私のキャリアの一部なのよ」
このインタヴューでテイラー・スウィフトはカニエ・ウェストやキム・カーダシアンとの2016年の論争が自身のメンタル・ヘルスに大きな負荷を与えたことも認めている。「すごくたくさんの人にいわば終わったと言われる、大衆による辱めというのはすごく孤独な体験よね」
テイラー・スウィフトの新作『ラヴァー』は8月23日にリリースされる。アルバムからは“You Need To Calm Down”、“The Archer”、パニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーとのコラボレーションとなる“ME!”の3曲が公開されている。