続く「前向き」と「Higher」では、「本当によくやってきたよね。上へ上へって目指して。なかなかできることじゃないよ」と聴き手の人生を丸ごと肯定していく。ステージを見つめる誰もが、leccaの包容力に救われていたのではないだろうか。
ここで1組目のゲスト、JUMBO MAATCH(Mighty Jam Rock)が登場。2014年に初コラボした「Vibes Up」を投下すると、会場のボルテージは急上昇。JUMBOはステージを走り回りながら、キレキレのラップを繰り出して躍動する。観客も呼応して笑顔で手を上げ、大盛り上がり。JUMBOは「lecca姐さんおめでとうございます!」と祝福。「こっからまだまだえげつないから、皆楽しんで帰れよー!」と明るく述べてステージを後にした。
「ミソ-gal」「上がるLIFE」「a~i!」「ファミリア!」では、過去にleccaのダンサーをつとめていた努(オンナマタヂカラ)のRUDY-E、HOTTIE CATのMEGU、CHIEがジョイン。現役ダンサーのMAIとSANAEも入れ替わりで楽曲を彩る。努とHOTTIE CATのメンバーがダンサーをしていた時から数年経っても「今の方が輝いてて可愛い!」と女性のエンパワーメントをはつらつと提示。「年齢とかじゃなくて、私たちはまだまだ上がっていけるんだ」というポジティブなエネルギーが会場に広がっていった。
MCでleccaは、胸の中にあるさまざまな想いを伝えていく。葛藤や不安を抱きながら曲を書いていた過去を回顧し、ライブに来てくれたファンの存在にどれほど救われ、支えられてきたかを口にする。「音楽って本当にありがたくて。人生のステージや一緒にいる人が変わっても、“10年前、20年前のあの一瞬、あそこに一緒にいたよね”というその一瞬が、私を20年走らせてる。それってすごいなって。今日もライブをやらせてもらってるけど、今日1日だけのことじゃないんですよ。この後ずっと皆の人生に関わる1日なの。今日の記憶や体験や感動が皆の脳裏に焼き付いて、仕事で落ち込んで家に帰ってトイレとかに入った時、今日焼き付いたその景色が、“何だよ、頑張れよ”って言いにきます。皆が一緒に頑張ってることを忘れないでほしい。私はずっとそうやって、音楽と、音楽を共有させてくれる皆に助けられてきました」と述べて、仲間や大切な人を思う「Memories」「Dear」、懐かしい恋愛ソング「なみだの日」「anata」を丁寧に歌唱した。
2組目のゲストはSpinna B-ILL。自身の楽曲「ライオンの子」を歌いながら勢いよくステージに姿を現すと、「lecca、20周年おめでとう!」とシャウト。そのままSpinna B-ILL、HOME GROWN、RUEED & I-VANをフィーチャーした「One Love」をleccaと共に響かせる。<今日は待ちに待ったleccaの20周年><祝いに来たぜ大阪城野音で!>と歌詞を変えて歌うと、大喝采が巻き起こった。
少しずつ陽が傾いてきた頃、ライブは後半戦へ。衣装チェンジのために一旦ステージをはけたleccaに代わりDJ・BLAXXが登場し、leccaが国内外のアーティストとコラボした楽曲を流して会場の熱を保ち続ける。そして「夢を持ってる人どんだけいますか!」とSean Paulとのコラボ曲「Dream Girl」をプレイ。煌びやかな装飾がついたトップスとデニム姿でステージにカムバックしたleccaは、力強い歌唱で客席を大きく揺らす。そして2010年に九州男をフィーチャリングした「TSUBOMI」を久々に披露。これには観客も大喜びで、気持ちよさそうにリズムに身を任せる。歌い終えたleccaは「「Dream Girl」と「TSUBOMI」は「相手がいなきゃ歌えない曲なんだけど、“今日は特別だからやった方がいいよ”ということでやらせてもらいました。あの時期があって今の時期がある。やるかどうか悩んだ曲だけどやってみました」と微笑んだ。
