TRI4TH ”Shout” Tour東京公演ソールドアウトにつき渋谷WWWXにて追加公演決定

TRI4THメジャーデビュー後初となる “Shout”Tour東京公演が11月14日(日)渋谷ストリームホールにて行われた。この日TRI4THが動員したのは約600人のオーディエンス。デビュー12年、バンド史上最大キャパの会場だったが見事にチケットを売り切り、動員記録を更新するとともに会場に詰めかけたファンを大いに「躍らせ」「叫ばせ」「ゆらし」熱狂の渦へのと誘った。
TRI4TH@Shibuya STREAM Hall-1
ライブ冒頭、紗幕が振り落とされ新衣装を身にまとったメンバーがド派手に登場すると会場は一気に沸き、1曲目新曲の「Stompin’ Boogie」で一気にヒートアップ。
新たなスカアレンジで生まれ変わった「Sand Castle」ではトランペットの織田が楽器を置きモンキーダンスを披露、会場はダンサブルなグルーブに包まれた。ピアノ竹内のスーパースピードピアノイントロが目をひく「Freeway」ではメンバー個々の演奏能力の高さをここぞとばかりに披露。
TRI4TH@Shibuya STREAM Hall-1
ライブ中盤では「躍らせ」「叫ばせ」だけがTRI4THの武器ではないことを証明すべく、「聴かせる」「ゆらす」ミドルバラードナンバー「Green Field」、「Final Call」を披露、美しい旋律が会場を暖かく包んだ。激しさと美しさのコントラストは長年のキャリア織り成す技だ。

途中、伊藤はMCのなかで「活動12年目にしてメジャーデビュー。周り環境は変わっても、おれたちの心は何も変わってない。これからもっと高み目指すから着いててきてくれと。」と涙を流しながら語るとともに2019年3月15日(金)に本ツアーの追加公演” Maximum Shout”が渋谷WWWXにて開催することが告げられた。

後半戦「Dirty Bullet」から再度オーディエンスの熱を高めていく。本編ラストはひときわ伊藤のシャウトが炸裂するアルバムリード楽曲「Maximum Shout」。ジャズバンドでは珍しくオーディエンスとのコールエンドレスポンスを行い会場と一体化するなど、その姿はもはやジャズバンドのライブではなくロックバンドそのものだった。鳴りやまないアンコールで再び登場したメンバーし改めて12年間応援してくれたファンへの感謝の言葉を述べた。

TRI4THが12年止まることなく現在も進化し続けている理由は”ジャズ”という一つのジャンルに囚われずにライブエンターテインメントを追求しているからだ。
ライブに来るオーディエンスの多くは30代以下の若いオーディエンスが目立つというのも特徴の一つだ。
ここ数年のライブでは“踊る”というキーワードを掲げ、ロックだったりスカといったエッセンス常に取り入れたパフォーマンスで若年層の心をとらえてきた。TRI4THがいわゆる”ジャズ箱”ではなく、ライブハウスでワンマンライブを行うのも一つのこだわりだ。これからのTRI4THの活躍が期待される。

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